自宅で手軽に大画面を楽しめることから人気を集めている「ホームプロジェクター」。高画質のものや、近距離で投影できるものなど、多くのメーカーからさまざまなタイプが販売されています。
しかしプロジェクターは置く場所や明るさなど、購入前に気をつけておくべき点が複数あります。
そこで本記事ではプロジェクターの選び方を始め、おすすめのプロジェクター10選を紹介します。
家庭用やビジネス用、持ち運びに適した小型のものなど、シーンや用途別に紹介しているので、あなたの希望に合ったものを見つけてくださいね。
プロジェクターを選ぶときは必ず「投影距離」と「投影サイズ」を確認しましょう。
投影距離とは、プロジェクターのレンズからスクリーンや壁などの投影画面までの距離で、投影サイズは映し出される映像のサイズを指します。
製品によって違いはありますが、100インチサイズの映像を投影する場合は2-3mの投影距離が必要です。
投影距離は機種によって大きく差があり、距離次第でプロジェクターの置く場所が限られます。
プロジェクターを使用する部屋が広ければ問題ありませんが、投影面までの距離があまりとれない場合は注意が必要です。
長い距離をとれない場合は、近い距離から投影可能な短焦点タイプのプロジェクターやシーリングライト一体型のプロジェクターを選ぶと良いでしょう。
大画面な映像を高画質で見たいなら、画質もチェックしましょう。
プロジェクターは解像度と呼ばれる数値で映像のきめ細やかさを数値化しており、数値が高いほど細かい部分まで鮮明な映像を投写できます。
解像度は以下のように分かれています。
4K (3840×2160ドット) | 最も高画質だが、その分価格も高くなる傾向にある。 100インチ以上の大画面で高精細な映像を見たい場合におすすめ。 |
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フルHD (1920×1080ドット) | 精細な映像コンテンツを楽しみたい場合に基本となる解像度。 |
HD (主に1280×720ドット) | 画質を重視しないコンテンツの視聴向け。 YouTubeの視聴やビジネス文書の表示がメインならHD画質で十分。 |
SD (主に720×480ドット) | DVD程度の画質。 投影サイズ30インチ以下で画質を問わない場面向け。 |
近年は地上デジタルテレビ放送と同じフルHDが一般的です。より高画質で綺麗な映像を楽しみたいなら、4K画質を選ぶことをおすすめします。
家庭でプロジェクターを購入した人からの口コミ
日中の明るい室内で使用する場合は、投影する際の明るさも重要な要素になります。
真っ暗な部屋で視聴する場合は、それほど明るさを気にする必要はありませんが、昼間に使用する場合は、外光に負けない明るさが必要です。
プロジェクターの明るさはルーメン数(lm)で表記され、近年は「ANSIルーメン」の表記も増えてきています。数値が大きいほど明るい投影が可能という意味になります。
暗い室内と明るい室内で使用する場合、それぞれの明るさの目安は以下のとおりです。
暗い室内での使用 | 1,500ルーメン(500ANSIルーメン)以上 |
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明るい室内での使用 | 3,000ルーメン(800ANSIルーメン)以上 |
昼間でもカーテンを開けて使用したり、プロジェクターをテレビ代わりにしたりするなら、明るさは3000ルーメン以上がよいでしょう。
ただし、ルーメンの数値が大きいほどプロジェクターのサイズも大きくなるので注意が必要です。
ビジネス向けにプロジェクターを購入した人からの口コミ
プロジェクターの多くはスピーカーを内蔵していますが、 高音質が出力できる製品から最低限のレベルの製品まで、それぞれ音質は異なります。
音質を確かめるときは、スピーカーのワット数(W)に注目しましょう。W数が大きいほど大音量で再生できます。
広いリビング | 20W以上 |
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10畳程度の室内 | 5-15W |
5W以下の内蔵スピーカーはあくまで最低限レベルです。映画や音楽を楽しみたいなら、別で音響機器を用意する必要があります。
ステレオスピーカーやウーファーを内蔵した製品なら、プロジェクターのみでも臨場感豊かなサウンドを楽しめるでしょう。
一人暮らしでプロジェクターを購入した人からの口コミ
部屋のどこに置くかを考えて選ぶことも重要です。部屋の大きさに見合わないプロジェクターを購入してしまうと、部屋全体の雰囲気が崩れて、移動しづらいといったデメリットが生じます。
プロジェクターは置く方法によって以下の3種類に分けられます。
据え置きタイプ | 屋内の決まった場所へ置き、移動せずに使うことを想定したタイプ。 小型機種でも1-2kgの重量があり、サイズはA4から大型まで様々。 本体に安定感があり、高性能な機種が多い。 |
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天井吊りタイプ | 天井から吊り下げて使用するタイプ。 狭い部屋でも場所を取らずに取り付けられるのがメリット。 映像の光がきれいに届き、人影を気にすることも少ない。 |
モバイルタイプ | 小型で持ち運びしやすいタイプ。 1kg以下のコンパクトな機種が多く、充電可能な機種が多い。 屋内だけでなく、キャンプなどの屋外や自宅以外の場所でも使える。 |
置く部屋が狭くて場所がない場合は、モバイルタイプや天井吊りタイプがおすすめです。
家庭用に使えるおすすめのプロジェクターを2つ紹介します。
価格(税抜) | 75,900円 |
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投影サイズ | 33-320型 |
明るさ | 3,700lm |
解像度 | WXGA |
内蔵スピーカー | 2W |
家庭/ビジネス両方で使用できるプロジェクターが「EB-W06」。
3,700ルーメンの明るさがあるため、家での使用はもちろん、展示会や会議などでの使用もおすすめです。
レバー操作で簡単にタテ・ヨコを補正できるスライダーが内装されおり、比較的に自由な場所に置くことが可能となっています。
なお、オプションの無線LANユニット「ELPAP11」と併用することで無線LANが可能に。
スマートフォン用アプリEpson「iProjection」を使用することで、スマホ内の写真や動画も投影が可能になります。
価格(税抜) | 235,950円 |
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投影サイズ | 35-300型 |
明るさ | 3,500lm |
解像度(画素数) | WXGA |
内蔵スピーカー | なし |
カシオの「すぐ点くプロジェクターXJ-V110W」は、その名の通り、最短5秒で起動するスピードが魅力。スクリーン表示までの待ち時間を大幅に削減しており、ランニングコストを抑えられます。
最小限の機能をシンプルに設計した使いやすいデザインなので、プロジェクターが初めての方も簡単に扱えます。
一人暮らし向けにテレビとしも利用できる機能性抜群のプロジェクターを3つ紹介します。
価格(税抜) | 119,790円 |
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投影サイズ | 30-100インチ |
明るさ | 300lm |
解像度(画素数) | VGA(640×480)-4KUHD(3840×2160) |
内蔵スピーカー | 2.1チャンネルtreVoloスピーカー (4W×2+8Wウーファー) |
BenQの「GV30」は、一人暮らしの狭いスペースでも約2.1mあれば80インチの大画面投影が可能です。
135度の柔軟な角度調整機能により、天井やロフトなどさまざまな場所でコンテンツを楽しめます。
キャリーバッグ付きで、友人宅や旅先への持ち運びも便利。充電コードを挿さなくても、最長150分間ノンストップで長時間の大画面視聴を楽しめます。
価格(税抜) | 228,800円 |
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投影サイズ | 70-130型 |
明るさ | 4000lm |
解像度 | WXGA |
内蔵スピーカー | 10W |
一人暮らし で部屋のスペースが限られている場合は、アイリスオーヤマの「レーザー光源プロジェクター超短投写タイプ」がおすすめです。
30cmの至近距離で100型の映像を投写できるので、狭い部屋での使用に向いています。影の映り込みも少なく、投写画面の近くに立ってもまぶしくありません。
軽量かつコンパクトなボディで、360度さまざまな角度に傾けて置くことも可能です。縦に取り付けて天井や床に投写するなど、部屋のレイアウトに合わせてさまざまな使い方ができます。
価格(税抜) | 110,275円 |
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投影サイズ | 30-100型 |
明るさ | 500lm |
解像度 | 1280×720 |
内蔵スピーカー | 2W×2 |
おしゃれなデザインで、部屋のインテリアにもマッチしやすいモバイルプロジェクターです。
なお、スピーカー内蔵、耐水性にも優れているため、アウトドアでも使用可能となっています。
投影角の調整はプロジェクターの本体自体を調節するようになっているため、記事冒頭で解説した通り、部屋のサイズ・置く場所を確認しておきましょう。
ビジネス向けに長時間の使用に向いているプロジェクターを2つご紹介します。
価格(税抜) | 152,900円 |
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投影サイズ | 28-200型 |
明るさ | 4,000lm |
解像度 | Full HD |
内蔵スピーカー | 16W |
セイコーエプソンの「EB-FH52」は3LCD方式を採用しており、高い色再現性を発揮します。
明るさは4000ルーメンあり、日中のオフィスや会議室でも鮮明な映像を投写できます。
軽量かつコンパクトサイズで、使用したい場所への持ち運びも便利。会議中も置き場所に困りません。
なお、付属するリモコンで映像のサイズやブレを調整可能となっているため、スピーディに会議を始められるようになります。
価格(税抜) | 199,100円 |
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投影サイズ | 20.2-320.4型 |
明るさ | 4,500lm |
解像度 | WXGA |
内蔵スピーカー | 8W |
アイリスオーヤマの「IP-EW450W」は、電源オンから数秒で明るい画面を投写可能です。スピーディーに立ち上がるため、スムーズに会議を開始できます。
レーザー光源は約20,000時間の長期使用が可能で、ランプ交換の手間や費用がかかりません。会議中に光源が切れるリスクが少なく、安心して使用できます。
また、プロジェクターの色再現性を向上させる「Brilliant Color」技術を搭載。従来のプロジェクターは表現しにくかった中間色もしっかり再現できます。
持ち運び可能なコンパクト設計のおすすめプロジェクターを3つご紹介します。
価格(税抜) | 48,070円 |
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投影サイズ | 20-100インチ |
明るさ | 150 ANSI ルーメン |
解像度(画素数) | 854×480 画素 |
内蔵スピーカー | 5W |
わずか350ml缶サイズのコンパクト設計で、持ち運びに便利なプロジェクターです。高い耐久性のあるアルミニウムボディで、キャンプなどでの使用にもおすすめです。
小型でありながら、最大100インチの投影が可能。また360度スピーカーを搭載しており、室内のどこからでもパワフルなサウンドを楽しめます。
価格(税抜) | 177,958円 |
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投影サイズ | 30-300型 |
明るさ | 2000ルーメン |
解像度(画素数) | WXGA |
内蔵スピーカー | なし |
ビジネスバッグにすっきり収まるA5サイズ、かつ約1.1kgという軽量設計なので、旅行先や出張先など様々な場所へ持ち運びできます。
専用バッテリーで駆動するため、コンセントがない場所での使用も可能。ワイヤレス接続で、ケーブルを気にせずに自由な位置でスマートに利用できます。
価格(税抜) | 58,280円 |
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投影サイズ | 最小16.1インチ(0.5m)/最大97インチ(3m) |
明るさ | 130lm |
解像度 | WVGA |
内蔵スピーカー | 2.5Wモノラル |
幅120mm、重さわずか410gの携帯性に優れた小型プロジェクターです。
バッグにすっきり収まるコンパクトサイズで、スマホなどのモバイル機器を充電できるモバイルバッテリー機能が搭載されています。
Android OS搭載により、プロジェクター単体でインターネット検索やコンテンツの投写が可能です。
この章では、プロジェクターを製造しているおすすめのメーカーをご紹介します。
プロジェクターは、用途に応じておすすめのメーカーも変わってきます。
商品選びの際に参考にしてみてください。
エプソンのプロジェクターは、ビジネス用から家庭用まで、幅広い用途に応じたモデルがあるのが特徴。
特にビジネスシーンにおいては、多くの企業で会議用プロジェクターとして採用されており、信頼性が高いです。
ホームプロジェクターなら「Dreamio」シリーズ、ビジネス用なら型番が「EB」から始まる製品がおすすめです。
ベンキューは、海外中心にシェアを広げる台湾拠点の電気製品メーカーです。
プロジェクター、ディスプレイなどの製品に強く、日本でも採用されるケースが増えています。
ベンキューのプロジェクターは、エプソンと同じく幅広いシーンに向けたモデルを販売しているのが特徴です。
中でも特徴的なのが、「ゲーミングプロジェクター」と定義されたハイスペックモデル。
没入感を求める方は検討してもよいでしょう。
モバイルバッテリーなどで有名なアンカーも、プロジェクターに力を入れています。
アンカーのプロジェクターの特徴は、小型・軽量であること。
「外出先で使いたい」「複数の部屋で使いまわしたい」といった希望がある場合、おすすめのメーカーです。
また、アンカーのプロジェクターは、比較的安価で販売されているのも特徴です。
まずはプロジェクターを試してみたい、という場合にも検討してみましょう。
この記事ではプロジェクターの選び方の解説を始め、おすすめのプロジェクターをご紹介しました。ポイントは以下の3つです。
なお、プロジェクターを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。
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土曜、日曜、祝日のお届けにも対応しているので、お急ぎのお客様でも安心してご利用いただけます。
プロジェクターをお求めの方は、ぜひカウネットをご活用ください。
※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。