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蛍光灯の種類を徹底解説!特徴や見分け方のポイントやおすすめ商品も紹介|コクヨ生まれのオフィス通販カウネット

蛍光灯の種類を徹底解説!特徴や見分け方のポイントやおすすめ商品も紹介

自宅や職場など、いろいろな場所で使われる蛍光灯には種類がたくさんあります。交換時にどれを選んだら良いのか、迷ったことはありませんか。

蛍光灯の種類は直管形蛍光灯や環形蛍光灯など複数あり、それぞれに特徴や用途が異なります。

これまでに使用していた蛍光灯が見つからない、違うメーカーにしたいなど蛍光灯選びで迷う人は少なくありません。

本記事では蛍光灯の種類や見分け方、点灯方法などについてまとめました。

蛍光灯の種類は大きく分けて5種類

蛍光灯にはいろいろな種類があり、照明器具に適した蛍光灯を使います。主な蛍光灯の種類は直管形蛍光灯・コンパクト蛍光灯・環形蛍光灯・ツイン管形蛍光灯・電球型蛍光灯の5種類です。

それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

【蛍光灯の種類と特徴】

種類 特徴 用途
直管形蛍光灯
一般的によく使われる、ガラス管がまっすぐな蛍光灯 店舗やオフィス、キッチン照明など
コンパクト型蛍光灯
ガラス管を折り曲げて省スペースに特化 ダウンライトやスポットライト、廊下や玄関などの設置スペースが小さい場所の照明
環形蛍光灯
シーリングライトに使用される円形蛍光灯 シーリングライト(天井照明)
ツイン管形蛍光灯
コンパクト蛍光灯よりもさらにコンパクト ダウンライトやスタンドライト
電球型蛍光灯
白熱電球のソケットに装着できる蛍光灯 階段や廊下、トイレなどのダウンライト

一般的に使用される直管形蛍光灯

ガラス管が直線状なタイプが直管形蛍光灯です。一般家庭でも使用されることはありますが、店舗やオフィスで多く見られます。

長さや口金の種類が多く、形状によってさらに分類されます。

直管形蛍光灯は点灯方式が同じものに限り、メーカーが違ってもサイズ・長さが一緒であれば使用可能です。

長さはガラス管のみで、接続部分のピンは含みません。一般的に良く使用される長さは60cmと120cmです。

【直管形蛍光灯のサイズと長さ(点灯方法:グロースターター形)】

サイズ 長さ ワット数
4形 134.5mm 4W
6形 210.5mm 6W
8形 287mm 8W
10形 330mm 10W
15形 436mm 15W
20形 580mm 10W
30形 630mm 30W
32形 830mm 32W
35形 1,000mm 35W
40形 1,198mm 40W
65形 1,499mm 65W

【直管形蛍光灯のサイズと長さ(点灯方法:ラピッドスタート形)】

サイズ 長さ ワット数
20形 580mm 20W
32形 830mm 32W
40形 1198mm 40W

【直管形蛍光灯のサイズと長さ(点灯方法:インバータ式)】

サイズ 長さ ワット数 口金
16形 588.5mm 16W G13口金
24形 549mm 24W G5口金
32形 1198mm 32W G13口金
54形 1149mm 54W G5口金
63形 1178mm 63W G13口金
86形 2367mm 86W RX17d/R17d口金

【おすすめの直管形蛍光灯】

パナソニック パルックプレミア スタータ 20形 F3 ホタルクス 蛍光灯三波長ラピッド ライフルック 40W HG2 東芝ライテック 蛍光灯 三波長スタータ メロウZ 20W
快適な明るさを持続しつつ長寿命の蛍光灯 点灯管不要のラピッドスタート形 自然に近い優しい明るさ
2,590-50,925円(税込) 9,135-22,550円(税込) 2,940-29,488円(税込)

設置スペースが小さい場所に適したコンパクト形蛍光灯

コンパクト型蛍光灯は直管形蛍光灯を小型化したタイプで、設置スペースが小さい場所に適しています。

ガラス管部分が折り曲げられた形状で、ダウンライトや廊下、階段などの照明器具に使用されることが一般的です。

白熱電球の代替として広く使われ、白熱電球よりも消費電力が低く寿命が長くなっています

デザインが多彩なので、照明器具のデザインに合わせた選択が可能。ただし、ワット数と形状によって口金が違うため、購入時には注意してください。

【コンパクト型蛍光灯の種類】

種類 特徴
FPL コンパクト蛍光ランプ
細身のガラス管がブリッジ状に結合されている
FDL コンパクト蛍光ランプ
4本のガラス管を接合したタイプ
FHT コンパクト蛍光ランプ
ガラス管が6本柱
FHP コンパクト蛍光ランプ
高周波点灯専用の2本柱タイプ
FML コンパクト蛍光ランプ
4本のガラス管を平面に接合したタイプ
UVランプ コンパクト蛍光ランプ
捕虫器ランプや殺菌ランプに用いられる。紫外線を放射するタイプ

【おすすめのコンパクト型蛍光灯】

パナソニック 蛍光灯コンパクト FPLランプ パナソニック 蛍光灯コンパクト FDLランプ OSRAM 蛍光灯コンパクト FHTランプ DULUX T/E PLUS
輝度が高いので明るく、廊下や玄関照明などにおすすめ 廊下や洗面所、オフィスなどいろいろな場所で使える 定格寿命が20,000時間で標準品よりも寿命が10,000時間長い
1,408-18,568円(税込) 2,488-23,540円(税込) 1,725-17,865円(税込)

丸形になった環形蛍光灯

天井にぴったりとついているシーリングライトに使われているのが、丸い形の環形蛍光灯です。
円形蛍光灯や丸形蛍光灯と言われる場合もあります。主に一般家庭で使うことが多く、キッチンやクローゼットなど狭い場所の照明にも使用されています。

直線になった直管形蛍光灯や、コンパクト蛍光灯とは違う雰囲気の照明が演出できるのも特徴。細いガラス管を2本つないだ二重環形蛍光灯や、スリムなガラス管を採用した円形スリム蛍光灯もあります。

二重環形蛍光灯は通常の環形蛍光灯よりも寿命が長く、スリム蛍光灯はデザイン性の高い照明器具におすすめです。

【環形蛍光灯のサイズとワット数】

種類 サイズ ワット数
9W形 外径120mm 9W
15W形 外径170mm 15W
20W形 外径205mm 20W
30W形 外径225mm 30W
32W形 外径299mm 32W
40W形 外径373mm 40W

【二重環形蛍光灯とコンパクト蛍光灯の種類とサイズ・ワット数】

種類 サイズ ワット数
二重環形蛍光灯(パナソニックFHDツインパルックプレミア) 管径20mm 40・70・85・100W
スリム蛍光灯(パナソニックFHCスリムパルックプレミア蛍光灯) 管径16mm 20・27・34W
スリム蛍光灯(NEC Life EスリムFHC高周波点灯専用蛍光ランプ) 管径16mm 20・27・34・41W
スリム蛍光灯(NEC Life Eホタルックスリム残光タイプ3波長形円形蛍光灯) 管径16mm 20・27・34・41W

【おすすめの環形蛍光灯】

パナソニック パルックプレミア 丸型30形 F3 東芝ライテック 丸菅蛍光灯 ネオスリムZプライド2 パナソニック パルックプレミア丸形30形+40形 昼白色
寿命が長く、最後まで明るく目に優しい蛍光ランプ 省エネ効率に優れ、寿命が約18,000時間 点灯中の明るさ低下が抑制された、30形と40形がセットになったタイプ
2,600-7,415円(税込) 2,750-20,810円(税込) 4,418-12,590円(税込)

スタンドライトに適したツイン管形蛍光灯

コンパクト型よりも小型化され、2本のガラス管が一体化したタイプです。スペースの限られた場所の照明器具に適しています。

直管形と比べると長さが約1/2-1/3で照明レイアウトの自由度が広がりますが、取り付けは専用器具に限定されるので注意してください。

スタンドライトに使われることが多く、照明器具のデザインに合わせやすいのも特徴です。

【ツイン管蛍光灯の口金サイズとワット数(FPL)】

種類 口金サイズ ワット数
6W型 GX10q-1 6W
9W形 GX10q-1 9W
13W形 GX10q-2 13W
18W型 GX10q-3 18W
27W形 GX10q-4 27W
28W型 GX10q-5 28W
36W形 GX10q-6 36W
55W形 GX10q-7 55W
96W形 GX10q-8 96W

【おすすめのツイン管蛍光灯】

パナソニック 蛍光灯コンパクト ツイン1 96形 電球色 パナソニック 蛍光灯コンパクト FHPランプ パナソニック 蛍光灯コンパクト FPLランプ
輝度が高く、スタンドやホール照明などにもおすすめ 高周波点灯専用の蛍光ランプ。同等の明るさの直管形と比べて長さが約半分 定格寿命約7,500時間、昼白色や電球色、昼光色から選択可能
48,279円(税込) 2,618-27,148円(税込) 1,408-18,568円(税込)

白熱電球のソケットに装着できる電球型蛍光灯

電球型蛍光灯は白熱電球のソケットに装着できるタイプで、電球と比べると消費電力が低く寿命が長いので省エネ効果が期待できます。

しかしどのソケットにも装着できるわけではなく、安定期や専用器具が必要なので注意してください。

形状はさまざまで、螺旋状になったものから白熱電球同様に細長いナスのような形状、少し大きめの円形やまっすぐなガラス管を複数束ねたものなどがあります。

【おすすめの電球型蛍光灯】

パナソニック パルックボール D25形 E26 オーム電機 電球形蛍光灯 スパイラル形 E26 朝日電器 電球形蛍光灯A形 60W形 電球色 3波長形電球色
白熱電球から取り替えると消費電力約77%軽減 定格寿命約10,000時間、白熱電球と比べて電気代が1/5と省エネ 定格寿命が約6,000時間、60Wの白熱電球と比べて電気代が約80%カットできる
18,705円(税込) 680-1,020円(税込) 1,408円(税込)

蛍光灯の点灯方式は3種類

蛍光灯は設置場所や照明器具によっていろいろな種類がありますが、さらに蛍光灯によってさまざまな点灯方式があります。グロースタート形・ラピッドスタート形・インバーター型の3種類があり、ワット数が同じでも点灯方法が異なれば付け替えはできません

【蛍光灯の点灯方式と特徴】

点灯方式 特徴
グロースターター形 点灯管(グローランプ)を用いて点灯させる、構造がシンプルなので安価
ラピッドスタート形 点灯管不要で即時点灯、省エネ性に優れている
インバーター形 点灯管不要で即時点灯、高周波作動で明るい

標準的なグロースターター形

蛍光灯の点灯方式で標準的なのがグロースターター形で、照明器具に点灯管(グローランプ)があります

照明器具のスイッチを入れるとグローランプが先に点灯し、蛍光灯のフィラメントを加熱することで本体を点灯させます。

構造自体がシンプルなので機器が比較的安価で、一般的に使われる標準タイプです。
照明の明るさは安定していますが、スイッチを入れると点灯管から蛍光灯本体と順番に点灯するので、照明がつくまで約1秒ほどの時間がかかります。点灯管も寿命がきたら、取り替えなければいけません。

グロースターター形の特徴

  • 点灯管(グローランプ)必須
  • 機器が安価
  • 明るさが安定
  • スイッチオンから点灯までわずかに時間がかかる
  • 点灯管の寿命がきたら交換が必要

点灯速度の速いラピッドスタート形

点灯管が不要で、即時点灯するように設計された点灯方式です。蛍光灯内部のフィラメントを直接加熱して、点灯させます。

点灯時の電流が少ないので、グロースターター形よりも消費電力が低いものの回路が複雑化されたため、機器は若干高めです。

点灯管はありません。省エネ性に優れているのでオフィスや店舗など業務用の照明に適しています。

ラピッドスタート形の特徴

  • 点灯管不要
  • 機器が若干高価
  • スイッチオンで即時点灯
  • 省エネ性に優れている

少ないワット数でも明るいインバーター形

インバーター形は電子回路を使って高周波の電圧を発生させ、点灯させる方式です。高周波により蛍光灯の発光効率がアップし、より明るく点灯します。

複雑な電子回路を用いているために機器が高価ですが、ラピッドスタート形よりもさらに省エネ性に優れているのも特徴です。

点灯管不要で即時点灯、点灯時の電流が安定しているので蛍光灯の寿命も長くなっています
優れた省エネ性と輝度の高い光でオフィスや商業施設の照明や、液晶ディスプレイのバックライトなどにも使用されています。

インバーター形の特徴

  • 点灯管不要
  • 即時点灯
  • 機器が高価
  • 発光効率アップ、輝度高め
  • 優れた省エネ性
  • 蛍光灯の寿命が長い

蛍光灯の見分け方は型番をチェック

蛍光灯は用途や設置環境に合わせて適切なタイプを選ぶ必要があります。違う種類の蛍光灯は、取り付けできないので注意してください。

見分け方は、商品パッケージや蛍光灯本体に記載されている型番をチェックしましょう。

例えば、型番が「FL20S-EX-N/M-X・18」であれば、「FL」は点灯方式で次の数字の「20」はガラス管の長さ・ワット数になります。「S」はガラス管の太さ(管径)で、「EX-N」は光の色です。EXがあるものは3波長形、通常より明るくなります。

「M-X」は指導補助方式でラピッドスタート形だけです。「18」は消費電力で、省電力タイプにしか記載がありません。

「FL20S-EX-N/M-X・18」のワット数は20Wですが、省電力タイプなので消費電力は18Wということです。

【型番の読み方(FLR40S-EX-N/M-X・36の場合)】

型番表記 FL 20 S EX-N M-X 18
意味 点灯方式 ガラス管の長さ・ワット数 ガラス管の太さ 光の色 始動補助方式(ラピッドスタート形のみ) 消費電力
種類 FL:グロースターター形直管形蛍光灯
FCL:グロースターター形環形蛍光灯
FLR:ラピッドスタート形直管形蛍光灯
FHF:インバーター形直管形蛍光灯
4-110形
40は40形で直管形の場合は1,198mm
40W
SS:管径28mm
S:管径32.5mm
H:高出力形
無表示:その他
D:昼光色
N:昼白色
W:白色
WW:温白色
EX:3波長
M-X:内面導電被膜方式
M:外面ストライプ方式
A:外面シリコン方式
無表示:グロースターター形
36は消費電力36W

光の種類によって雰囲気が変わる

蛍光灯の光は昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色の5種類がありますが、蛍光灯の色として主に市販されているのは昼光色・昼白色・電球色の3種類に絞られます。

【光の種類と特徴】

光の種類 色の雰囲気 おすすめの部屋
昼光色 少し青みのある色 勉強部屋、オフィス、書斎など
昼白色 自然な光の色合い 自室や脱衣所、リビング、キッチンなど
白色 昼白色に比べて黄色みがある オフィスや事務所、書斎など
温白色 白色より若干赤みがある エントランスやロビー、寝室、リビング、自室など
電球色 オレンジっぽい色合い 寝室やリビング、和室など

光の色によって部屋の雰囲気が変わるので、部屋に合わせた色を選ぶのもおすすめです。

昼光色は明るく開放的な部屋におすすめ

昼光色は少し青みのある色で、スッキリとした印象です。細かな部分も見やすく、脳の働きを覚醒させる効果のある青なので、開放的な部屋に適しているでしょう。

細かい文字も見やすいため、集中力を高めたい勉強部屋やオフィス、本を読む書斎におすすめです。逆にリラックスしたい寝室やリビングにはあまり適していません。

昼白色は自然な光でどんな部屋にもマッチする

昼白色は自然な光で身近に感じる色と明るさで太陽光の明るさに近く、どんな部屋にもマッチします。

自然光なので部屋と外での見た目に変化が少ないため、服のコーディネートやメイクをする自室や脱衣所、リビングなどにおすすめです。

食材の色が確認しやすいキッチンにも適しています。

落ち着いた印象で少し黄色っぽい白色

白色は昼白色と比べて少し黄色みのある自然な色合いで、落ち着いた雰囲気があります

一般的にはオフィスや事務所、工場に使われることが多く、一般家庭であれば書斎におすすめです。

温白色は温かみのある自然な光

温白色は温かみがあり自然な色合いになっています。

リラックスできる光で、落ち着いた雰囲気にぴったりです。白色よりも若干赤みがあり、昼白色のような自然な色合いで電球色よりも明るく感じます。

ちょうど昼白色と電球色の間をイメージするといいでしょう。自然光に近く、明るいのでエントランスやロビーにおすすめです。寝室やリビング、自室にもマッチするでしょう。

リラックスしたいときにおすすめの電球色

電球色はオレンジっぽい暖色系で、明るさを抑えた光になっています。落ち着いた印象で目が疲れにくく、温かみのある色なのでリラックスしたい部屋におすすめです。

寝室やリビング間接照明、和室などが適しています。作業する部屋や勉強部屋、書斎やオフィスなど集中力を必要とする部屋には向いていません。

また、光がオレンジ色なのでメイクや服のコーディネートをする場所も避けたほうがいいでしょう。

蛍光灯を交換する時期目安

交換時期の目安は、照明器具の状況や設置場所、使用状況によって変わってきます。寿命は平均して約6,000から12,000時間、だいたい約半年から1年3ヶ月ほどです。
照明器具が古い、お風呂やキッチンのように湿度が高い場所は寿命が短くなるので注意してください。

また、スイッチのオンオフ切り替えが多い場合も同様です。蛍光灯は完全に点灯しなくなる前に交換するほうがいいので、交換時期のポイントをチェックしておきましょう。

交換時期のポイントは以下の通りです。

  • 蛍光灯の明かりが暗いと感じる
  • 点灯しているがチラツキがある
  • 点灯までに時間がかかる
  • 蛍光灯のガラス管両サイドが黒んずんでいる

上記のような症状が現れたときは、蛍光灯の寿命が近付いているので完全に切れてしまう前に交換しましょう。

蛍光灯の外し方は形状によって変わる

蛍光灯の交換時期がきたら新たな蛍光灯に替える必要があります。交換方法は古いものを外して新しく替えるだけですが、蛍光灯の外し方は形状によって異なるので注意してください。

外すときは安全のためにも必ず電源を切ってしばらく時間をあける、高所の場合は安定した状態で行うようにしてください。

また、ガラス管なので無理やり外したり落とさないように気をつけてください。

【直管形蛍光灯の外し方】

直管形蛍光灯は照明器具の種類によって異なるため、まずは取扱説明書を確認してみましょう。外し方の方法は以下の3つです。

  • 蛍光灯を回転させて外す
  • 片方に押してスライドさせる
  • 左右のカバーを回して真ん中に寄せてから下に引く

上記のような症状が現れたときは、蛍光灯の寿命が近付いているので完全に切れてしまう前に交換しましょう。

【環形蛍光灯の外しかた】

環形蛍光灯の外し方は照明機器と接続しているソケットを取り外して、蛍光灯を固定させている金具を外します。

外した蛍光灯の処分は各自治体によって異なるので、お住いの自治体のルールを確認してください。家電ショップで回収している場合もあるので、新しく購入するときに古い蛍光灯を持っていく方法もあります。

回収に対応しているかどうかを事前に確認してから持っていきましょう。

蛍光灯の選び方のポイント

蛍光灯はいろいろな種類や点灯方式があり、どうやって選べばいいのか迷ってしまいます。

選び方のポイントは型番・光の色をメインに、寿命や消費電力などの省エネ性をチェックするといいでしょう。

失敗しないためには型番をチェック

蛍光灯選びの基本として、間違えて購入しないためにも型番のチェックは必須です。蛍光灯には商品パッケージや蛍光灯本体に型番が記載されているので、購入前に確認することで失敗しません。

部屋のイメージや好みの光を選ぶ

蛍光灯の光は色によって印象が変わるので、部屋のイメージや好みによって選んでください。

「この部屋にはこの光の色」といった決まりはありませんが、リラックスしたい部屋にはっきりした印象の昼光色を選んでしまうとどこか落ち着かない雰囲気になってしまいます。

光の色の特徴をチェックして、設置場所に適した光を選ぶようにしましょう。

光の種類を詳細に確認したい場合は、こちらをご覧ください。
光の種類によって雰囲気が変わる

省エネならLED蛍光灯がおすすめ

長寿命や少ない消費電力など省エネ性をメインにするならLED蛍光灯がおすすめです。現在はいろいろな蛍光灯が発売されていますが、実は2027年末までに蛍光灯の製造・輸出入が終了することが確定しています。

”2023年10月30日から11月3日にかけてスイス・ジュネーブにおいて開催されました「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議(COP5)」におきまして、水銀添加製品である一般照明用の蛍光ランプ(住宅、事務所、工場、店舗、作業現場、街路灯等で一般的に使用されている蛍光ランプ)を、その種類に応じて、2025年末から2027年末までに製造及び輸出入を段階的に廃止することが決定されました。引用:一般照明用の蛍光ランプに関する規制|環境省)”

そのため、今から新たに蛍光灯を購入する場合はLED蛍光灯を選ぶことをおすすめします。

LED蛍光灯に変えるときのポイント

LED蛍光灯は寿命が長く消費電力が少ないので省エネです。終了後も在庫品の流通や販売、既存品の使用は可能ですが、今後LED蛍光灯に変更しなければいけません。

LED蛍光灯に変えるときのポイントをまとめました。

取り換え時には工事が必要な場合がある

LED蛍光灯に変更するには、電気工事士による配線工事(バイパス工事)が必要になる場合があります

工事が必要なパターンは、現在使用している照明器具に安定器があるときです。通常の照明器具には安定器が備え付けされていますが、LEDに適した配線ではありません。

そのままLEDを使用すると安定器に余分な電流が流れ、省エネにならない場合があります
また、安定器の劣化や、高電流が流れて発火など思わぬ事故を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

工事が不要のパターンはシーリングライトなど、天井に設置されている四角や丸い配線器具がついている場合です。

配線器具があれば既存の照明器具を外してLED専用アダプタを設置、そこにLEDシーリングライトに付け替えるだけとなっています。

点灯方法に合わせたLED蛍光灯を選ぶ

工事をせずにLED蛍光灯を使う場合は、点灯方式を確認してください。

照明器具にグロー管がある場合はインバーター形を、グロー管がなく安定器の種類がHfマークであればラピッドスタート形になります。

グロー管がなく安定器の種類がHfでないタイプもラピッドスタート形です。

まとめ

蛍光灯にはいろいろな種類があり、設置場所や用途に合わせて正しいタイプを使う必要があります。
本記事では蛍光灯の種類や見分け方、選び方などについてまとめました。ポイントは以下の3つです。

  • 蛍光灯の種類は大きく分けて5種類ある
  • 種類やサイズ、点灯方式などは型番でチェック
  • 2027年末には蛍光灯の製造・輸出入が終了するのでLED蛍光灯への変更を推奨

蛍光灯を交換する際には型番をしっかりと確認し、照明器具に適した蛍光灯を選ぶようにしましょう。
サイズや点灯方式が異なれば、照明器具の故障や破損だけでなく発火などの思わぬトラブルを引き起こす可能性もあるので注意してください。

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※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。