サーキュレーターは使い方次第で冷暖房の効率アップや省エネ、上手な換気に繋がります。
「冷暖房は光熱費がかかる」「雨の日の洗濯物が乾かない」そんな悩みはサーキュレーターを使うことで解消できることをご存知ですか。
正しい使い方をすれば冷暖房使用時の温度変化を抑えたり、梅雨時期に発生する洗濯物の生乾きの臭いを軽減できます。
サーキュレーターは自宅での使用だけでなく、オフィスや店舗でも活躍してくれるでしょう。
サーキュレーターの性能を最大限に発揮するため、快適な室内環境を作り出す方法を解説します。
おすすめのサーキュレーターを知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
近年徐々に利用者を増やしているサーキュレーターですが、ただ単に使うだけでは本来の価値を最大限に発揮できません。
サーキュレーターの効果的な使い方のポイントは以下の3つです。
サーキュレーターをより効果的に使うには、置き場所が重要になってきます。置き場所を間違えると逆効果になる可能性もあるので注意してください。
例えば、冷房と併用しているのに部屋が涼しくならない、逆に冷房単体で使用するより暑いと感じる場合もあります。
【サーキュレーターの置き場所】
用途 | 置き場所 | 効果 |
---|---|---|
冷房使用時 | エアコンの真下 | 部屋の温度ムラをなくして快適空間にする |
暖房使用時 | エアコン吹出口対面側 | 冷える足元を温める |
洗濯乾燥 | 洗濯物の真下 | 洗濯物が素早く乾く |
換気 | 窓や扉など開放された場所 | 効率良く短時間で換気ができる |
浴室乾燥 | 浴室内の窓を開けて脱衣所に置く | 湿気が溜まりやすい浴室を素早く乾燥、カビの発生を防ぐ |
いつも同じ場所に置くのではなく、サーキュレーターは用途によって置き場所を変えるといいでしょう。
部屋の形や家具の位置によっては若干置き場所が異なります。
部屋の形が四角ではなく歪なカタチをしている場合は冷えない・温まらない場所が出てくるので、エアコンの死角にサーキュレーターを置くと冷暖気を送りやすくなります。
エアコンの死角だけでなく、設置した家具で冷暖気が届きにくい場所にも同様です。複数設置すれば、死角の多い部屋でも効果的に使えるでしょう。
季節によって置き場所や使い方を変えることも重要です。
【季節ごとの設置場所】
項目 | 夏場 | 冬場 |
---|---|---|
エアコン冷暖気の動き | 冷気は下に溜まる | 暖気は上に溜まる |
エアコン稼働のみの部屋の状況 | 部屋の温度がムラになりがち、上空に近いほど暑い | 足元が冷える |
サーキュレーター併用時の効果 | 温度ムラをなくして室温を均一にする | 床付近の冷えを軽減 |
サーキュレーターの置き場所 | エアコンの真下、壁を背にして置く | エアコンの対角線上、サーキュレーターの風向はエアコンに向けて置く |
各用途別に首振りや固定など使い方を変えることでさらに効果を発揮します。置き場所は、壁や家具などから最低50cm以上離して置きましょう。
あまり近くに置くと空気の流れを妨げるので注意してください。
サーキュレーターは用途によって使い方や置き場所が異なります。正しい使い方が分かれば、より効果的に使えるようになるでしょう。
冷暖気の循環や空気循環、洗濯乾燥など1台で何役もこなすサーキュレーター、用途別の使い方を解説します。
冷房時と暖房時、同じ使い方では効果がありません。冷房時は部屋の対角線上に、暖房時はエアコンの真下に置いてください。
画像引用:シロカ 上下左右自動首振り 静音強風サーキュレーター27畳|カウネット(閲覧日:2024/11/28)
冷暖気を循環させることで、冷房の温度を大幅に低くしたり暖房温度を高くせずに済むため、電気代を抑えることにも繋がります。
部屋の換気は窓の開放と同時にサーキュレーターで送風すれば、効率良く空気の入れ替えができます。
窓の数による違いや、窓がない場合については、以下を参考にしてください。
【窓の数とサーキュレーターの使い方】
窓の数 | サーキュレーターの使い方 |
---|---|
2箇所以上 | すべての窓を開放、一方の窓に外側に向けて送風 |
1箇所 | 外側に向けて送風、吹出口が窓に近いほうが効果的 |
窓がない | 部屋の外側に置いて、一定時間固定状態で室内に送風、その後部屋の角に置いて首振りで送風 |
【キッチンや浴室の場合】
キッチンは換気扇に、浴室は内部の窓に向かって稼働させるといいでしょう。
換気はウイルスの感染拡大を防止するためにも効果的です。換気の目安は1時間に5-10分程度で行ってください。
厚生労働省では30分に1回以上、数分程度を推奨しています。
引用:推奨される換気の方法A窓の開放による方法|環境省
サーキュレーターは風力が強く、洗濯物を乾かすことも可能です。
サーキュレーターで洗濯物を乾かすポイントは以下の3つです。
雨の日に室内干しで、洗濯物から嫌な臭いがするという経験をした人は少なくありません。
これは室内の湿度が高くなり、洗濯物の乾燥に時間がかかってしまうことが原因です。
雨の日の嫌な臭いは、サーキュレーターで解決します。
サーキュレーターは扇風機よりも風力が強いので、効果的です。
画像引用:アイリスオーヤマ サーキュレーター 大型(首振り)|カウネット(閲覧日:2024/11/22)
冷暖房の効果を上げる使い方をチェックしてみましょう。冷暖房の効率アップには、サーキュレーターの設置場所が重要になります。
冷房を使うときは、サーキュレーターをエアコンの真下に設置し、壁を背にして稼働させることで部屋全体が涼しくなります。固定状態で冷気が部屋の床から壁、天井と循環させられるためです。
続きになった2部屋を1台のエアコンで冷やしたいときは、冷気の通り道を作ってあげましょう。
サーキュレーターの置き場所は部屋同士の中間に置くと効果的で、エアコンのない部屋側に送風するようにしてください。
暖房とサーキュレーターを併用する場合には、エアコンの吹出口と対面になるようにしてください。
暖かい空気は上空に溜まるため、天井付近にある暖気を撹拌させることで部屋全体が温まります。
家具の配置によって置けない場合は、上向きに送風してください。
画像引用:アイリスオーヤマ サーキュレーター 大型(首振り)|カウネット(閲覧日:2024/11/22)
エアコンとサーキュレーターを併用することで、電気代を節約することが可能です。
サーキュレーターは商品によってAC・DCとモーターに違いがあり、それぞれに特徴が異なります。
各モーターの違いは以下の表を参考にしてください。
【ACモーターとDCモーターの違い】
モーター | 電圧 | 電気代 | 本体価格 | 稼働音 | 風量 |
---|---|---|---|---|---|
ACモーター | 交流 | 高い(1時間あたり約1.2円) | 安い | 大きい | 細かい調整不可 |
DCモーター | 直流 | 安い(1時間あたり約0.9円) | 高い | 小さい | 微調整可 |
ACモーターとDCモーターは電気代に違いがありますが、エアコンと併用する場合はどちらのモーターを使ってもエアコンよりも安くなります。
20畳用エアコンの場合、冷房28度で稼働したときの1時間あたりの電気代は約62円です。
暖房20度の場合、1時間あたりで約54.9円かかります。
エアコンは設定温度を1度変更すると消費電力を10-13%抑えることができます。電気代に換算すると1時間あたり約1.5-3円ほどの節約が可能です。
そのため電気代を節約するなら、冷暖房の設定温度を1度変更するよりサーキュレーターを使いましょう。
浴室乾燥機の場合は1時間あたりの電気代は約47円。サーキュレーターと比べるとかなり高いことが分かります。ただし、浴室乾燥機は温風を使うので送風よりも乾燥しやすくなっています。
電気代を考慮するならサーキュレーター、洗濯物を早く乾燥させたいときは浴室乾燥機と使い分けるといいでしょう。
【サーキュレーターとエアコンと浴室乾燥機の電気代目安】
種類 | 1時間あたりの電気代目安(電気料金単価31円/kWh) |
---|---|
サーキュレーター(DCモーター) | 0.9円 |
エアコン(冷房・20畳用28度で稼働、消費電力2,000W) | 62.0円 |
エアコン(暖房・20畳用20度で稼働・消費電力1,770W) | 54.9円 |
浴室乾燥機 | 47円 |
「同じように風を送るなら扇風機でもいいのでは?」そんな疑問を持つ人も少なくありません。
サーキュレーターと扇風機の大きな違いは送風範囲と風量にあります。サーキュレーターの基本的な使い方は部屋全体に使うことで、空気を循環させることを目的としています。
狭い範囲での直線的な強い風量が特徴です。サーキュレーターの適応床面積や風力によって音が大きいタイプもあるので、深夜などに使用したい人は静音性を確認するといいでしょう。
【サーキュレーターと扇風機比較】
種類 | 風の範囲 | 風量 | 使用目的 | 使い方 | 電気代(1時間あたり目安) |
---|---|---|---|---|---|
サーキュレーター | 狭い | 強め | 空気循環や衣類乾燥 | 部屋全体、冷暖房との併用 | 約0.9-1.2円 |
扇風機 | 広い | 穏やか | 人が鈴しむため | 人に対して、単体 | 約0.3-1.6円 |
部屋全体に使用するサーキュレーターに対して、扇風機は人に対して使うことを目的としています。
まだ冷房を使うほどではない気候で、少し涼みたいときなどに有効です。
サーキュレーターは風量が強いので涼しいと考えるかもしれませんが、本来の使い方を考えると扇風機のほうが清涼感があります。直接風を浴びたいときは扇風機が最適で、広い範囲に穏やかな風を送ってくれます。
サーキュレーターと扇風機は同じように送風を目的とする家電ですが、使用目的が異なります。
基本的にサーキュレーターは風量が強いため、体に風を当てると体温が下がりすぎてしまう場合があるので注意が必要です。
逆に扇風機を使って部屋の空気を循環させようとしても風量が足りず、効率良く循環できません。洗濯物を乾かす際も扇風機では風量不足、自然乾燥よりも早いぐらいといったところでしょう。
電気代に関してはそこまで大きな差がないので、人が涼しくなりたいときは扇風機、空気循環や衣類乾燥にはサーキュレーターと使い分けるといいでしょう。
サーキュレーター購入を検討している人や、2台目が欲しいという人はこちらのカウネット内のおすすめサーキュレーターを参考にしてみましょう。
自宅で使う以外に、オフィスや店舗におすすめのサーキュレーターもあるのでチェックしてみてください。
【おすすめサーキュレーター】
アイリスオーヤマ サーキュレーター 8畳用 | アイリスオーヤマ サーキュレーター 大型(首振り) | 山善 18cm DC壁掛けサーキュレーター |
---|---|---|
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コンパクト型なのにパワフル、静音性に優れているのでオフィスにもおすすめ | 大型で広いオフィスにも適している、左右自動首振り機能付き | 工具不要の壁掛けタイプ、分解・組み立てが簡単で丸洗いできる箇所が多い |
3,080-3,600円(税込) | 9,840円(税込) | 10,980円(税込) |
サーキュレーターは部屋の空気を循環させたり、冷暖房を効率良く使うための便利な家電です。
サーキュレーターの使い方のポイントは以下の3つです。
使い方のポイントを意識すれば、サーキュレーター本来の価値を最大限に発揮できます。
冷暖房と併用する場合は、使い慣れるまでは部屋の温度や湿度、風の感じ方などを確認しながら使うといいでしょう。
快適な室内環境を得るならサーキュレーターの使い方をマスターするのがおすすめです。
サーキュレーターを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。
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※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。