カートに追加

HDMIケーブルの種類一覧 - 見分け方や種別毎の違いについて解説

HDMIケーブルのバージョンは進化しており、4K・8Kなどの高画質な映像を楽しめるものもあります。

しかし、多くのメーカーから多種多様な商品が発売されており、見分け方や違いがわからず悩んでいる方もいるでしょう。

そこで本記事では、HDMIケーブルの種類を一覧で紹介するとともに、それぞれの見分け方や違いを解説します。

人気の商品も紹介しているので、あなたの悩み・希望に合ったHDMIケーブルを見つけてくださいね。

HDMIケーブルとは?

HDMIケーブルとは、映像・音声・制御信号を同時に伝送できるケーブルのことです。

従来のアナログ機器では、映像・音声・操作信号を伝送する際に別々のケーブルを使っていましたが、HDMIケーブルを使えば1本の接続ですべてを出力できます。

機器の接続が簡単になっただけでなく、デジタルデータを圧縮せずに伝送できるため、本来の高品質な映像や音声を楽しむことが可能です。

HDMIケーブルの種類 - 端子

HDMIケーブルの端子は下記の3種類があります。

  • タイプA
  • タイプC
  • タイプD


接続する機器に合わせて、適した端子を選びましょう。

タイプA

タイプAは、HDMI規格の中でも一般的に使われている標準サイズのHDMIケーブルです。

テレビやパソコン、ゲーム機、ブルーレイプレイヤー、モニターなど、家庭やオフィスで使われるさまざまな機器に採用されています。

他のHDMIコネクタに比べてサイズが大きいものの、耐久性に優れ、取り扱いやすい点がメリットです。

また定番の端子であることから、各メーカーから多くの商品が発売されているので、用途や予算にあわせて選択できる点もポイント。

例えば最新のHDMI2.1では帯域幅が最大48Gbpsとなり、8K映像に対応しているものも販売されています。

汎用性が高く、一般家庭からビジネス用途まで幅広く活用されている標準的なHDMIとなっています。

タイプC

HDMIのタイプCは、「ミニHDMIコネクタ」とも呼ばれ、タイプAを小型化したタイプのHDMIケーブル端子です。

デジタルカメラやビデオカメラ、タブレット端末、ノートパソコンなど、小型で持ち運びが多いデバイスに広く採用されています。

サイズは小さいものの、機能はタイプAと同等であり、フルHD(1080p)や4K映像、音声信号、制御信号の伝送が可能。

HDMI 2.0以降では4K/60HzやHDR(高ダイナミックレンジ)にも対応しています。

なおテレビ・モニター側につなぐときはタイプA、カメラ側にはタイプCの端子を備えているケーブルを選びましょう。もしくは変換ケーブルやアダプタを用いるのもおすすめです。

タイプD

HDMIのタイプDは標準サイズのタイプAやミニHDMI(タイプC)をさらに小型化したコネクタです。「マイクロHDMIコネクタ」とも呼ばれます。

そのサイズ感から、主にスマートフォンやタブレット端末、超小型カメラ、携帯型デバイスなどを伝送する際に用いられることが多いです。

液晶ディスプレイに接続する場合は、片方がタイプAを備えたHDMIケーブルを選ぶ必要がある点に注意が必要です。

また一部タイプDに対応していない機器(スマートフォンなど)もあるため、その際には変換ケーブルを用いるようにしましょう。

HDMIケーブルの種類 - バージョン

HDMIケーブルには4つの規格があり、バージョンが新しいものほど伝送速度や解像度が上がります。

【HDMIケーブルの種類】

規格 伝送速度 解像度
ウルトラハイスピード
(Ver.2.1)
48Gbps 7680×4320
3840×2160
プレミアムハイスピード
(Ver.2.0)
18Gbps 3840×2160
4096×2160
ハイスピード
(Ver.1.3-1.4)
10.2Gbps 3840×2160
4096×2160
スタンダード
(Ver.1.2以前)
4.95Gbps 1920×1080

2024年現在の最新規格はウルトラハイスピードで、最大8Kの高解像度の映像を伝送できます。

4K・HDRが広く普及し始めている現在では、4K・HDRに対応しているプレミアムハイスピードがほぼ必須です。

ハイスピードでも4Kでの映像出力は可能ですが、HDRの信号を伝送できません。

PS5やゲーミングPCなどでHDRに対応している作品を楽しみたいのであれば、HDRの信号を伝送できるプレミアムハイスピード以上の規格を選びましょう。

HDMIケーブルの種類 - 音声技術

ホームシアターサウンドシステムをテレビと接続する際は、HDMIのオーディオ伝送機能である「ARC(Audio Return Channel)」と「eARC(Enhanced Audio Return Channel)」に注目しましょう。

ARCは、テレビとサウンドシステム間で音声を双方向に伝送する機能です。

一方、eARCはARCの拡張版で、従来のARCでは伝送できなかった非圧縮5.1ch / 7.1chや、HDオーディオフォーマット(Dolby Atmos、Dolby TrueHDなど)に対応しています。

eARC対応のテレビとサウンドバーを接続する際には、ウルトラハイスピードHDMIケーブル(HDMI 2.1規格)が推奨されています。

ただしプレミアムハイスピードHDMIケーブル(HDMI 2.0規格)でもeARC機能を利用できる場合があるため、商品規格を確認しておきましょう。

なおeARCの機能を使う場合は、テレビやサウンドバーの「ARC」または「eARC」と印字された専用端子にHDMIケーブルを接続することが必須です。

また機器側の設定メニューで音声出力をeARCに対応するように設定する必要がある場合もあります。

HDMIケーブルを選ぶ際の注目ポイント

HDMIケーブルは、選ぶ商品によっては品質が落ちることもあります。

購入してから後悔しないように、事前にHDMIを選ぶ際のポイントを見ておきましょう。

長さが長いほど品質が落ちる?

HDMIケーブルは、長さが長くなるほど信号が減衰し、エラーが発生しやすくなります。

一般的に、5m以内のケーブルであれば、画質や音質に目立った影響はほとんどありません。

しかし5mを超える長さになると信号の劣化やノイズの影響を受けやすくなり、映像や音声が途切れたり、画質や音質が低下する可能性があります。

特に高解像度(4K/8K)や高リフレッシュレート(60Hz/120Hz)に対応した最新規格のHDMIケーブルでも、長さが長い場合は品質が低下しやすくなるため、必要最低限の長さのケーブルを選ぶことが重要です。

また、長距離での伝送が必要な場合は、信号を安定させる光ファイバーHDMIケーブルや中継器付きのHDMIケーブルなど、長距離対応の製品を検討すると良いでしょう。

安価なケーブルと高価なケーブル、性能の違いはある?

HDMIケーブルの価格が高いからといって、画質が大きく変わるわけではありません。ただし価格に応じて伝送速度や対応規格に違いが出てくることが一般的です。

本記事でも解説した通り、HDMIケーブルは規格が上がることによって伝送速度や帯域幅が向上します。

高価なケーブルは、新しい規格(HDMI2.1など)に対応していることも多く、これにより高速伝送が可能になります。

結果として高画質・高音質の映像や音声をサポートすることができるようになるのです。

一方、安価なケーブルでも基本的な機能(例えば、1080pや30Hzの映像伝送)は問題なくサポート可能です。

しかし高解像度や高リフレッシュレート、最新の音声フォーマット(Dolby Atmosなど)に対応するためには、規格に合ったケーブルを選ぶ必要があります。

このようにケーブルの品質や規格が異なると、信号伝送の安定性などに差が出ることがあります。

「4K対応」とは?

4K対応とは、4K解像度(3840×2160)に対応したHDMIケーブルを指します。4K対応であれば、従来のフルHD(1920×1080)の縦横2倍にあたる3840×2160の映像を楽しめます。

解像度はフルHD(約207万画素)のおよそ4倍にあたる約829万画素であり、これまでよりきめ細かな映像を表現が可能です。

なお4K映像を楽しむためには、対応するHDMIケーブルである「プレミアムハイスピード」が必要です。

4K解像度だけでなく、HDR(ハイダイナミックレンジ)や高リフレッシュレート(60Hz以上)にも対応しており、映画やゲームなどで高画質の映像を楽しめます。

当然、HDMIケーブルだけでなく4Kテレビや4K対応のAVアンプ、プレーヤーも必要です。

これらのデバイスと4K対応のHDMIケーブルを組み合わせることで、4Kの画質を楽しめるようになります。

種類以外に確認すべきことは?

HDMIケーブルは種類だけでなく、使い勝手についても注目しておきましょう。

例えばHDMIケーブルの長さは1m未満から100m以上まで種類が多いため、接続機器との距離に合わせて選ぶことが重要です。

上述した通りHDMIケーブルは長すぎるとデータを正常に伝送できない可能性があるので、5m以下に抑えましょう。

また接続機器の周りをすっきりと整理したい場合、ケーブルの形状にも注目です。

形状が平らになっているものやスッキリとした形状になっているものは、ケーブルがごちゃつかず配線がスムーズになります。

なおケーブルの耐久性もチェックしておくと安心です。

高品質なHDMIケーブルは、長期間の使用に耐えるように設計されており、ケーブルの外装が丈夫で曲げや引っ張りに強いものを選ぶことで、断線を防ぐことができます。

頻繁にケーブルを抜き差しする環境では、耐久性が高いケーブルを選ぶことが重要です。

おすすめのHDMIケーブル

この章では、カウネットで購入することのできるHDMIケーブルから選りすぐりの商品を3点ご紹介します。

もっと詳しくおすすめのHDMIケーブルについて知りたい方は、以下の記事もご確認ください。

ヤザワ「カウネット×ヤザワ HDMIケーブル」

長さ 5m
規格 HIGH SPEED with Ethernet
仕様 3D映像・4K2K解像度対応、3重シールド、ゴールドメッキプラグ

イーサネット対応で、パソコンなどの接続に最適なHDMIケーブルが「ヤザワHDMIケーブル」です。

3D映像・4K2K解像度対応鮮明で高精細な映像を楽しむことができます。

5mの程良い長さとブラックのシンプルなデザインとなっており、テレビやパソコン周りなど幅広いシーンで使えます。

エレコム「HDMIケーブル 1.4 イーサネット対応」

長さ 1m、3m、5m
規格 HIGH SPEED
仕様 3D映像・4K2K解像度対応

最大4K/30Hzの解像度に対応した、スタンダードなHDMIケーブルです。

ツイストペア構造を採用しており、外部ノイズの影響を受けにくいのがポイント。

ARC対応でAVアンプも1本で繋げられるため、TV周りの配線もスッキリします。

山善「HDMIケーブル」

長さ 1m、2m、3m
規格 ハイスピード
仕様 イーサネット対応

複数機器の間でのインターネット接続の共有ができる、イーサネット対応のHDMIケーブルです。

ARCに対応しているため、テレビ放送やHDMI入力している音声をオーディオ機器側へ簡単に伝送できます。

また、サビなどに強い金メッキプラグを採用しており、信号の劣化を抑えて安定した通信を実現できます。

まとめ

この記事ではHDMIケーブルの選び方の解説を始め、おすすめのHDMIケーブルをご紹介しました。

ポイントは以下の3つです。

  • HDMIケーブルは、接続する機器に合わせて「タイプA」「タイプC」「タイプD」の3種類の端子から選ぶ。
  • HDRに対応している作品を楽しみたいなら、規格やバージョンにも注目。プレミアムハイスピード以上の規格なら、最大8Kの高解像度の映像を伝送できる。
  • 種類だけでなく長さや形状をチェックすることで、使い勝手が向上する。


なお、HDMIケーブルを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。

カウネットなら2,500円のご注文で送料無料です。

さらに、法人のお客様はお届けエリアによりご注文当日よりお届けが可能。

土曜、日曜、祝日のお届けにも対応しているので、お急ぎのお客様でも安心してご利用いただけます。

HDMIケーブルをお求めの方は、ぜひカウネットをご活用ください。


※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。