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LANケーブルの種類一覧 - 見分け方や種別毎の違いについて解説

安定したインターネット通信を実現するために欠かせない「LANケーブル」。

一見すると、どれも同じように見えますが、形状や使用にはさまざまな種類があります。

現在は多くのメーカーから多様な商品が販売されているので、どれを選ぼうか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、LANケーブルの種類や見分け方を紹介するとともに、おすすめの商品を紹介します。

自宅やオフィス環境に適したLANケーブルを選ぶときの参考にしてくださいね。

LANケーブルとは?

LANケーブルとは、インターネットに有線接続する際に使用するケーブルのことです。

現在は無線接続が主流ですが、有線接続は安定性に優れており、壁や天井などの障害物や、電波の影響を受けにくいメリットがあります。

ルーターやモデムに接続するだけでインターネットにつながるため、設定が簡単な点も魅力です。

ただしLANケーブルは複数の種類があり、どれを選ぶかによって通信速度やケーブルの取り回しのしやすさが異なります。

安定した回線を実現するには、以下で紹介するLANケーブルの種類をチェックして、それぞれの使用環境に適した商品を選びましょう。

LANケーブルで確認すべきスペック

LANケーブルで確認すべきスペックは、主に以下の4つに分けられます。

  • CAT(カテゴリ)
  • 形状
  • 仕様
  • シールド


それぞれの違いを把握し、最も適したLANケーブルを選びましょう。

LANケーブルのスペック - CAT(カテゴリ)

LANケーブルのCAT(カテゴリ)とは、性能や特徴によって区分されている規格です。

CATによって通信速度が変わるので、接続機器の最大通信速度に対応したCATの製品を選ぶことが大切です。

【LANケーブルのCAT(カテゴリ)】

CAT(カテゴリ) 最大通信速度 伝送帯域
CAT8(カテゴリ8) 40Gbps 2000MHz
CAT7A(カテゴリ7A) 10Gbps 1000MHz
CAT7(カテゴリ7) 10Gbps 600MHz
CAT6A(カテゴリ6A) 10Gbps 500MHz
CAT6(カテゴリ6) 1Gbps 250MHz
CAT5e(カテゴリ5e) 1Gbps 100MHz
CAT5(カテゴリ5) 100Mbps 100MHz

CATは数字が大きくなるほど安定した高速通信を楽しめます。

一般家庭で使う場合はCAT6やCAT6Aで十分ですが、オンラインゲームや業務用に使用するならCAT7以上がおすすめです。

CATはLANケーブルに印字されているので、商品を選ぶ際に確認しておきましょう。

LANケーブルのスペック - 形状

LANケーブルの形状は主に3種類あります。
この形状は、配置する上で重要なポイントとなります。

【LANケーブルの形状】

スタンダードタイプ 直径5.6mmとケーブルが太いため、 電気的特性(直流抵抗値と周波数特性)が高い。長距離の配線に最適だが、曲げにくい点に注意。
スリムタイプ 直径3.8mmのスリムな形状が特徴。細くて取り回しやすいので、狭い隙間やラックの裏側にも配線しやすい。
フラットタイプ 薄さ1.4mmの平たい形状が特徴。カーペットの下やドアの隙間にもキレイに配線できる。

特にこだわりがなければ、比較的安価で手に入りやすいスタンダードタイプで問題ありません。

家具の隙間に通したい場合や見栄えを整えたい場合は、スリムタイプかフラットライプがおすすめです。

ただし、スリムタイプとフラットライプはスタンダードタイプに比べて強度や安定性に劣る点に注意が必要です。

LANケーブルのスペック - ケーブルの構造

LANケーブルには、「単線」と「ヨリ線」というケーブルの構造上の違いがあります。
それぞれに特徴があるので、用途にあったものを選択しましょう。

【LANケーブルの仕様】

単線 ケーブル内の1芯が1本の銅線で構成されているタイプ。電気信号が伝わりやすく、安定した通信が可能。ただし、硬くて配線しにくいのが難点。
ヨリ線 ケーブル内の1芯が7本の細い銅線で構成されているタイプ。柔らかくて取り回ししやすく、狭い場所でも配線しやすい。ただし、ノイズに弱いという弱点もある。

単線はノイズに強く、安定した高速通信が可能なため、ケーブルの長さ10m以上で使用する場合におすすめです。

ケーブルの長さが5m未満なら、取り回ししやすいヨリ線を選ぶと良いでしょう。

LANケーブルのスペック - シールドの有無

LANケーブルのシールドとは、電磁漏れやノイズから配線を保護するものです。

エアコンやコピー機など電磁波やノイズが多い場所では、シールド付きのLANケーブルが重宝します。

一方で、静かなオフィス環境では、シールド無しケーブルでも問題ありません。

シールド付きか無しにするかは利用環境によって異なるので、それぞれの状況に合わせて選びましょう。

LANケーブルを選ぶ際のよくある疑問・ポイント

ここまでで、LANケーブルのスペックなどの情報について詳しく見てきました。

この章では実際にLANケーブルを選ぶ際によくある疑問や、知っておくべきポイントをまとめています。

LANケーブルの色による違いはある?

LANケーブルは赤・青・黄などさまざまな色がありますが、色の違いによって性能に違いが生じることはありません。

ケーブルの色がカラフルなのは、配線管理をするためです。

配線を色分けして管理しておけば、うっかり引き抜いてしまうミスがなくなります。

接続ミスを防止できるだけでなく作業効率も上がるので、人数が多いオフィスで利用する際に役立ちます。

PoE(Power over Ethernet)対応ケーブルとは?

PoE対応ケーブルとは、1本だけでネットワーク機器への電力供給と通信ができるLANケーブルのことです。

LANケーブルだけで電力供給ができるため、電源を確保しにくい屋外や天井などに設置しやすいメリットがあります。

特に、防犯・監視目的のネットワークカメラを設置する際に、PoE対応ケーブルを使用するケースが多い傾向にあります。

PoE非対応のケーブルと比べると価格は高めですが、電源の設置工事が必要ないため、工事費用の削減が可能です。

電源がない場所や電源を設置しづらい場所に電力を供給したい場合は、PoE対応ケーブルを選ぶと良いでしょう。

ケーブルの長さの選び方は?

LANケーブルは、用途に合わせた長さを選びましょう。

広い場所で使用する際は、長さが足りずに接続できない可能性もあります。

逆に狭い場所で使用する際に必要以上の長さがあると、ケーブルが散らばって見栄えも悪くなります。

そのため事前に接続したい機器の場所から必要な長さを測定し、必要な分の長さを選ぶことが重要です。

なおケーブルの長さは50cm程度余裕を持って選んでおくのがおすすめです。

ピッタリすぎる長さを選んでしまうと、ケーブルがピンっと張り詰め、ふとした拍子に抜けやすくなってしまいます。

余裕を持ったケーブルの長さのものを選びながら、次に紹介するグッズを活用して美しい配線を目指しましょう。

ケーブル以外にあると便利なものは?

複数のLANケーブルをスッキリまとめたい場合は、便利な収納グッズに注目してみましょう。

【LANケーブルの収納グッズ】

ケーブルオーガナイザー デスクに穴を開けることなく固定できる収納パネル。デスクまわりの配線を簡単かつスマートに整理できる。
結束バンド 簡易的にケーブルをまとめて整理できる。
自動巻取りLANケーブル 両端を引くことでケーブルを引き出せるタイプ。自動的に収納できるため、出張用の持ち運びに便利。
モール 床や壁などにケーブルを固定する製品。ケーブルを保護しながら収納でき、見た目もスッキリしていてインテリアの邪魔にならない。

デスク周りが煩雑になりやすい場合は、結束バンドやケーブルオーガナイザーを使うときれいに整理できます。

宅内配線を行う際は、モールを使うと邪魔になりにくく、オフィス内の見た目もすっきりします。

おすすめのLANケーブル

この章では、カウネットで購入できるおすすめのLANケーブルを5つ厳選してご紹介します。

もっと詳しくおすすめのLANケーブルを見たい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

エレコム「LANケーブル CAT6対応」

長さ 1m、3m、5m、10m、20m
カテゴリ CAT6準拠
仕様 ヨリ線ストレート、8芯、両端コネクタ付

ギガビット・イーサネットの高速通信に適した、CAT6対応のLANケーブルです。

耐久性が高い新素材コネクタとツメ折れ防止プロテクタにより、通常の使用環境ではツメが折れる心配がありません。

またヨリ線仕様なので、取り回ししやすく、狭い場所での設置も容易です。

エレコム「LANケーブル CAT6A準拠」

長さ 1m、3m、5m、10m、20m
カテゴリ Cat6A準拠
仕様 ヨリ線ストレート、8芯、両端コネクタ付

10ギガビット・伝送帯域500MHzまでに対応した、Cat6A準拠のLANケーブルです。

スリムコネクタを採用しており、隣接するポートで干渉する心配がありません。

1mから20mまで長さを選択できるため、一般家庭から広いオフィスまで幅広いシーンに使用できます。

LANケーブル CAT6 フラット

長さ 1m、3m、5m、10m
カテゴリ Cat6準拠
仕様 ヨリ線ストレート、8芯、両端コネクタ付

設置場所を選ばない、薄さ約1.4mmのフラットなLANケーブルです。

ツメ部分に柔軟性のある素材を使用しており、引っかかっても折れにくいのがポイント。

薄型のヨリ対線仕様なので、カーペットの下や壁沿いにも配線しやすく、狭い部屋にも景観を損ねずに配置できます。

ヤザワ「カウネット×ヤザワ Cat6対応 爪折れ防止LANケーブル」

長さ 1m、3m、5m、10m
カテゴリ Cat6対応
仕様 ヨリ線ストレート、8芯、両端コネクタ付

Cat6に対応した、スタンダードタイプのLANケーブルです。

ヨリ線使用なので、デスクの裏側などの狭い場所にも配置しやすいのが魅力。

また、コネクタ部の爪が折れにくくなっており、頻繁な抜き差しにも折れる心配がなく安心です。

エレコム「EU RoHS指令準拠 CAT5E対応 爪折れ防止 LANケーブル」

長さ 1m、2m、3m、5m、10m
カテゴリ Cat5E対応
仕様 8芯ヨリ線ストレート結線、両端コネクタ付

100BASE-TXや1000BASE-T環境で安定した通信ができる、Cat5e準拠のLANケーブルです。

耐久性の高いコネクターとプロテクターのダブル構造になっており、ツメ部分が引っかかっても折れにくいのがメリット。

スリムコネクタを採用したヨリ線仕様なので、狭いスペースでの敷設におすすめです。

まとめ

この記事ではLANケーブルの選び方の解説を始め、おすすめのLANケーブルをご紹介しました。

ポイントは以下の3つです。

  • LANケーブルはCATによって通信速度が変わる。一般家庭で使う場合はCAT6やCAT6A、オンラインゲームや業務用に使う場合はCAT7以上がおすすめ。
  • 配置場所を決める時は長さと形状に注目。5m以上の長さを選ぶならノイズに強いスタンダードタイプ、5m以下の長さなら使い勝手の良いスリムタイプやフラットタイプが便利。
  • 色や収納グッズをチェックすることで、配線管理やケーブルの整理がしやすくなる。


なお、LANケーブルを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。

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土曜、日曜、祝日のお届けにも対応しているので、お急ぎのお客様でも安心してご利用いただけます。

LANケーブルをお求めの方は、ぜひカウネットをご活用ください。


※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。