パソコンやタブレットなどのタイピングに欠かせない「キーボード」。
キーボードには様々な種類があり、レイアウトや機能にも多様性があります。作業の効率を上げるためにも、自分にぴったりのキーボードを選びたいですよね。
そこでこの記事では、キーボードの種類ごとについて特徴や違いを解説します。
用途別に選ぶ際のポイントを紹介するので、迷ったときの参考にしてくださいね。
おすすめのキーボードについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
キーボードは、以下の5つのポイントごとに種類があり、どれを選ぶかによって作業のしやすさが異なります。
キーボードを選ぶときは、種類ごとの違いを理解し、作業に適したものを選定することが大事です。
以下の章では、それぞれのポイント別のキーボードの種類や選び方を解説していきます。
キーボードには、キーを押して戻る際の構造に種類があります。
具体的には、「メンブレン式」「メカニカル式」「パンタグラフ式」の3種類があり、それぞれ打鍵感が異なります。
どの構造が適しているかは好みによって異なるので、自分にとって作業しやすい種類を選びましょう。
メンブレン式は、キーと基板の間に柔らかいメンブレンシートを搭載したタイプです。
昔からあるスタンダードなタイプなので製品数が多く、価格も安い傾向にあります。
また、比較的静音性に優れており、カチャカチャと音が鳴りにくいのも魅力です。
一方で、ストロークが深く、指が疲れやすいといったデメリットもあります。
予算を抑えたい方や、しっかりとした打ち心地で操作したい方にはメンブレン式がおすすめです。
メカニカル式は、各キーに独立したスイッチとスプリングを配置したタイプです。
メンブレンよりも滑らかに沈むキーと、爽快感のある打鍵感が特徴で、主にゲーミングキーボードに使われています。
正常に作動しなくなったときは、問題のあるキーのみを交換すれば良いので、長期間の使用も可能です。
ただし、構造が複雑なので、コスト的には高くなります。
また、同じメカニカルでもバネの種類によって打鍵感が変わるので、購入する際は事前に打ってから決めましょう。
パンタグラフ式は、キーの下にひし形のスプリングを使用したタイプです。
メンブレンと仕組みは同じですが、厚みを抑えた薄型モデルが多く、ノートパソコンなどのキーボードに広く採用されています。
軽い打ち心地で入力できるため、長時間の操作でも疲れにくいのがメリットです。
ただし、キーストロークが浅いため、人によっては打った感触が薄いと感じたり、打ち間違いが増えたりします。
ワイヤレス接続に対応したモデルや軽量モデルが多く販売されているので、バッグなどに入れて持ち運びができるキーボードを探している方におすすめです。
キーボードには、「有線式」と「無線式」の2つの接続方式があります。
どちらもメリット・デメリットがあるので、使用環境に合わせて適したキーボードを選びましょう。
有線接続の最大のメリットは、接続が安定していて、電波障害などによる接続トラブルが起こらない点です。
電池の交換やバッテリー充電が不要で、USBポートに接続するだけですぐに使い始められる利点もあります。
しかし、ケーブルの取り回しが面倒で、デスク周りが煩雑になりがちです。
ゲーム用に使用する場合は有線接続が適していますが、見栄えが気になる方はケーブルをうまく隠すなどの対策が必要です。
無線式の最大のメリットは、接続ケーブルが不要なため、デスク周りがスッキリすることです。
接続可能な範囲内であれば、キーボードを自由な位置に置けます。
持ち運びしやすい軽量なBluetoothキーボードも販売されているので、外出先で使用したい方にぴったりです。
その一方で、電波障害により入力遅延が起きやすく、電池切れが起きるデメリットもあります。
ゲーミング用途には不向きですが、普段使う分には不便を感じることはありません。
無線式を選ぶ際は、電池のタイプやバッテリーの連続動作時間を確認しておきましょう。
キーボードのサイズは、大きく「フルサイズ」「テンキーレス」「コンパクト」の3つに分類することができます。
サイズだけでなく見た目の印象も異なるので、使用するシーンや場所に合わせて選びましょう。
フルサイズは、テンキーを搭載したキーボードです。
テンキーは0-9までの数字がキーボード右側に並んでおり、数字を素早く入力する際に役立ちます。
仕事上でExcelなどの表計算ソフトを使用する場合は、テンキーがあると便利です。
しかし、テンキーがある分、横幅が長くなるため、狭いデスクではマウスを操作するスペースが十分にとれない場合があります。
デスクを広く使いたい方や、数字を入力する機会が少ない方は、テンキーレスキーボードがおすすめです。
テンキーレスは、フルサイズからテンキーを省いたキーボードです。
テンキーがない分、横幅が抑えられているため、狭いデスクでもマウスを操作するスペースを確保できます。
基本的にテンキーがないだけで、フルサイズと使い勝手は変わりません。
テンキーがなくても数字の入力はできるので、数字の使用頻度が高くない方や、省スペースで作業したい方におすすめです。
コンパクトは、テンキーレスから矢印キーやFキー等を省略したキーボードです。
サイズが小さく、デスク上のスペースを圧迫しないため、小さめのデスクでもマウスを操作するスペースを十分確保できます。
ただし、メーカーによっては、テンキーのないキーボードをまとめてテンキーレスと呼んでいる場合もあります。
また、同じコンパクトキーボードでも、省略したキーの数や種類は異なるので、事前確認が必要です。
使い勝手をなるべく損ないたくない方は、省略キーの少ないタイプを選びましょう。
日本では主に、日本語配列(JIS)と英語配列(US)の2種類のキーボードが販売されています。
どちらも日本語と英語の入力が可能ですが、一部のキーの位置やサイズが異なります。
日本語配列には、「半角/全角」「無変換」「変換」「かな」などのキーがありますが、英語配列にはありません。
オフィスや公共施設などでは日本語配列が広く使用されており、ノートパソコンやデスクトップパソコンに付属するキーボードにも採用されるケースが多いです。
一方で、英語配列は世界で広く採用されているスタンダードなキーボードであり、エンターキーやバックスペースが横に長いのが特徴です。
また、日本語配列と比べて印字が少ないため、見た目もすっきりとしています。
英語の文章を入力することが多い場合は英語配列、特にこだわりがないのであれば、日本で広く使われている日本語配列を選ぶと良いでしょう。
キーボードはビジネスやゲームなど、使用用途によって適した種類が異なります。
キーボードの種類選びに迷ったら、どの場面で使うかを考えてみましょう。
ビジネスシーンで頻繁に数字を入力する場合は、フルサイズのキーボードがおすすめです。
テンキーがあれば、計算ソフトの使用やエクセルでの資料作成などもスムーズに行えます。
数字ではなく、主に文章を入力する場合は、テンキーレスタイプを選ぶと良いでしょう。
出先や職場でも作業したい場合は、持ち運びしやすい無線式のキーボードが便利です。
マルチペアリングに対応したキーボードなら、PCやスマホ、タブレットなどの複数デバイスと接続できます。
無線式は汎用性が高いため、1つのキーボードで仕事とプライベートを使い分けできます。
また、長時間のパソコン作業でも疲れにくいキーボードを探している場合は、エルゴノミクスキーボードがおすすめです。
エルゴノミクスキーボードは人間工学に基づいてデザインされており、手や腕にかかる負担を軽減できます。
好みに合わせて自由な角度に配置できる製品もあるので、肩こりや手首の痛みなどで悩んでいる方におすすめです。
パソコンでゲームをする際には、ゲーム用途向けに設計されたゲーミングキーボードがおすすめです。
ゲーミングキーボードには、複数キーの同時入力が可能なロールオーバー機能や、同時入力したキーを順番通りに認識できるNキーロールオーバーなど、ゲームを快適にプレイするための機能が搭載されています。
最近では、イルミネーション機能に対応したモデルも多く、デザイン性の高いキーボードも多数販売されています。
普段使いや仕事などでも使用は可能なので、1つのキーボードで複数作業に使い分けもできます。
ただし、機能性が高い分、一般向けのモデルよりも価格が高い点に注意が必要です。
プログラミングはタイピングの速さを求められるので、打鍵感と作業のしやすさを重視してキーボードを選びましょう。
自分に合わないキーボードや安いキーボードだと、作業をスムーズに進められません。
メカニカル式を採用したキーボードは、高速タイピングがしやすいのでプログラミングにおすすめです。
さらに、複数キー同時押しを認識できる「Nキーロールオーバー」に対応していれば、複雑なショートカットキー操作にも対応でき、作業効率も上がります。
この記事ではキーボードの種類・選び方について詳しく解説しました。
ポイントは以下の3つです。
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※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。