オフィスや在宅ワークで使うプリンターを選ぶときは、「ランニングコストはどれくらい?」「印刷スピードは十分?」「A3対応は必要?」など、迷ってしまうことが多いですよね。
とくに中小企業の担当者や個人事業主・SOHOの方にとって、プリンターは毎日の業務を支える大切な道具です。用途に合う1台を選ぶためには、印刷方式やコスト、耐久性もしっかり比較しておきたいところです。
そこで本記事では、ビジネス利用でも扱いやすいポイントを押さえながら、インクジェット・レーザーのおすすめプリンター10選を紹介します。
「どれを選べば失敗しないのか」を、この記事でいっしょに確認していきましょう。
プリンターと一口にいっても複数の種類があり、それぞれ印刷方式や印刷スピードが異なります。
【プリンターの種類】
| インクジェットプリンター | インクを噴射して紙に印刷する方式。文字や写真、イラストなど幅広い用途に対応しやすい。 |
|---|---|
| レーザープリンター | トナーとレーザーを使った静電気方式で印刷するタイプ。高速印刷・大量印刷に向いている。 |
| LEDプリンター | レーザーの代わりにLED光源を使用して感光ドラムにイメージを形成する方式。高速かつトナー方式で印刷コストが比較的低い。 |
| 3Dプリンター | 樹脂や金属粉末などの素材を積層して立体物を造形する方式。 |
| フォトプリンター | スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真を印刷するタイプ。コンパクトで持ち運びやすいモバイルタイプと据え置きタイプがある。 |
| 複合機 | コピー、スキャナー、FAXなどの機能が1台にまとまった機器。 |
プリンターを選ぶ際は、文書・写真・ラベル・立体物など、印刷したいものを事前に決めておきましょう。
また、どのくらいの頻度・量で印刷するかを考慮すれば、最適な方式・製品を選びやすくなります。
ビジネスでプリンターを選ぶ際は、家庭用とは異なるポイントを押さえる必要があります。
特にオフィスや在宅ワークでは、印刷量・静音性・接続方法・ランニングコストなど、業務効率に直結する要素が多く、事前の比較が欠かせません。
ここでは、プリンター選びで迷いやすいポイントを わかりやすく整理し、用途に合った最適な1台を選ぶための判断基準を解説します。
プリンターの印刷方式は、インクジェットプリンターとレーザープリンターの大きく2つに分けられます。どちらを選ぶかで、印刷品質・スピード・維持費が大きく変わります。
●オフィス用途の判断基準
インクジェットは写真やカラー資料の再現性に優れ、レーザーは大量の文書を高速で処理するのが得意です。
普段の業務が「文字中心なのか」「写真や図表が多いのか」を基準に選ぶと失敗しません。
●写真中心/文書中心の考え方
・写真や画像の色再現 → インクジェット(特に染料インク)
・文字主体のビジネス文書 → レーザー(トナー)
・請求書や契約書など大量印刷 → レーザーの高速性が有利
印刷方式の理解が浅いと、用途と機能が合わず“印刷ストレス”につながりがちです。まずはここを確実に押さえましょう。
続いてチェックするべきポイントは、「1枚あたりの印刷コスト」です。
プリンターは、初期費用よりも、インク・トナーの補充によるコストの方が長期的には大きくなりやすい傾向があります。月500〜3,000枚印刷するオフィスでは、印刷単価の差が年間数万円以上の差になることもあります。
そのため事前にランニングコストもしっかりと確認しておきましょう。
●トナー/インクの補充方式の違い
・一般的なインクカートリッジ → 初期費用は安いが単価は高め
・エコタンク/ギガタンク方式 → 補充単価が安く、大量印刷向け
・レーザートナー → 単価が低く文字印刷に最適
ランニングコストはメーカー公式の「1枚あたりのコスト表」を必ず確認しましょう。
ビジネス用途で重要なのが「印刷スピード(ppm)」と「耐久性(耐久枚数・月間印刷枚数)」です。
スピードが遅いと業務効率が落ち、耐久性が不足すると故障や不具合が発生しやすくなります。
●月間印刷枚数の目安
メーカーはモデルごとに「推奨月間印刷枚数」を設定しています。
これは無理なく使える目安で、次のように考えると判断しやすくなります。
推奨上限を大きく超える使い方をすると、インク詰まり・ローラーの摩耗などが起きやすくなるため、余裕をもって選ぶのがおすすめです。
●SOHO/小規模オフィスの適正量
小規模オフィスでは、印刷のピークが集中する時間帯があります。
瞬間的な印刷需要にも対応できるよう、実測で15〜25ppm(A4)程度あるとストレスなく運用できます。
プリンターを選ぶ際、意外と見落とされやすいのが「対応用紙サイズ」と「給紙方式」です。普段はA4しか使わなくても、A3対応が必要になる場面は想像以上に多くあります。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
A3対応プリンターは本体サイズが大きくなるため、スペースと用途をセットで検討しましょう。
大量の文書を印刷する場合、「カセット給紙」 が便利です。一方、サイズが混在(封筒・はがき・ラベル)するケースが想定される場合、「多目的トレイ」 が必須となります。
その他、冊子印刷や両面出力を利用する場合は、「自動両面印刷(ADF付き)」を選ぶと効率的になります。紙の扱い方(運用フロー)に合わせて選ぶことで、印刷トラブルを大きく減らせます。
プリンターの接続方法には、有線接続(USBやLANケーブルなど)と無線接続(Wi-Fiなど)があります。
無線接続なら遠方からでも簡単にアクセスできて便利ですが、対応外のOSには接続できません。
安定した通信を望むなら、有線接続がおすすめです。
有線接続なら印刷途中で通信が途切れる心配もなく、セキュリティリスクが低いため、ビジネスシーンでも安心して利用できます。
接続方法と対応OSを確認して、それぞれの利用シーンに適した印刷環境を作りましょう。
狭い場所に置く場合は、プリンターのサイズにも注目しましょう。
レーザープリンターやビジネス用複合機は比較的サイズが大きい傾向にあるため、狭いオフィスだと置き場所に困る場合があります。
まずは、プリンターを置く場所の高さや奥行きなどを確認しておきましょう。
十分なスペースを確保できない場合は、小型モデルやモバイルプリンターも検討しましょう。
またプリンターは「置けるかどうか」だけでなく「どれくらい静かか」も重要です。
特に家庭と仕事を兼用するワーカーにとって、静音性は大きなストレス要因になります。インクジェットは比較的静かですが、レーザーは機種によって動作音が大きくなるため要注意です。プリンターによって、静音モードなども搭載されているため、環境に応じて選択基準に含めると良いでしょう。
プリンターには国内外さまざまなメーカーがあり、それぞれ製品の特徴や強みが異なります。
各社それぞれの得意分野や製品コンセプトを把握しておくと、機種選びの参考になります。
エプソン(EPSON)は、インクジェット技術に定評がある国内の人気メーカーです。
もともとプリンター専業メーカーとしてスタートしており、カラー写真印刷の美しさや精細さに強みを持ちます。
業務用から家庭用まで幅広いラインナップを展開していますが、特にインク交換の頻度と大量印刷のコストを抑えられるエコタンク方式(大容量インクタンク)モデルが人気です。
写真やイラストなど高画質なカラー印刷を重視する方や、大量印刷によるランニングコストを抑えたい方には、エプソン(EPSON)のプリンターがおすすめです。
キヤノン(Canon)は、カメラメーカーとしてのノウハウを活かした複合機を幅広く展開しています。
スキャンやコピー機能が一体となった機種が豊富で、デザインと機能のバランスが良いのが特徴。
写真印刷に強みを持っており、発色や階調表現がきれいなインクジェットプリンターを多数展開しています。
ビジネス向けモデルも充実しており、大容量インクタンクモデルや、高速出力が可能なレーザープリンターなども取り揃えています。
カメラとの相性や画質を重視する方、デザイン性と操作性に優れた複合機を探している方にはキャノンがおすすめです。
ブラザー(Brother)は、ビジネス向けインクジェット・レーザーの評価が高いメーカーです。
本体価格とランニングコストのバランスが良い製品が多く、ビジネス・SOHO用途に人気です。
特に複合機のラインナップが充実しており、比較的リーズナブルな価格が魅力。
デザインがシンプルで設置しやすいサイズ感のため、家庭や小規模オフィスでも使いやすいといえます。
初期費用と維持費の両方を抑えたい人、印刷以外にもコピーやFAXを多用する家庭・オフィスにおすすめのメーカーです。
HP(ヒューレット・パッカード)は、独自のプリント技術を持つ世界的なPC・プリンターメーカーです。
ビジネス向けから家庭向けまでラインナップが広く、家庭用の低価格モデルからハイエンドまで幅広い商品を展開しています。
速度と耐久性に定評があり、大企業や官公庁での導入例も多いのが特徴。
また海外メーカーらしく、デザインもスタイリッシュなため、機能性だけでなくデザイン性を求める方におすすめです。
OKI(沖データ)は、ビジネス・業務用製品を中心に手がけるLEDプリンターのパイオニアです。
LEDプリンターで独自技術を持ち、印刷速度や耐久性に優れたモデルが多いのが特徴。
ビジネス向け高速印刷に強みがあり、大量印刷を行う職場での導入実績が多い傾向にあります。
高速かつ大量印刷を必要とする職場や、特殊用途(封筒や厚紙印刷など)をよく行うオフィスにはOKI(沖データ)がおすすめです。
プリンターは一度購入すると、数年は使い続ける機器です。
そのため「思っていたのと違った」「もっと調べておけばよかった」という声も少なくありません。
ここでは、実際の口コミで多い“失敗パターン”をもとに、購入前に知っておきたいポイントをまとめました。同じ失敗を避けるためにも、ぜひチェックしてみてください。
印刷やコピーが必要になる際にはコンビニで代用していましたが、仕事で書類を扱うことが多くなってきたことから購入を決めました。せっかくならと思い多機能なものを購入したのですが、最近は勿体なく感じています。というのも、実際のところ書類の印刷やコピーしか使用せず、印刷のカラーもモノクロで充分。(カラーは会社ですれば良いので)使う用途やシーンをしっかり見定めた上で購入するのがおすすめです。
タートルブラック さん/30歳/男性
レーザプリンターを使用しています。ランニングコストも比較的安く、プリントの速さは魅力です。しかし実店舗でトナーを探すのが大変で、結局ネットで購入することが多いです。自宅に届けてもらえる便利さはあるものの、急いでいる際にはすぐに手に入らず、不便に感じたことがあります。
ささみ さん/女性/33歳
子供の受験対策のため、A3家庭用プリンターを購入しました。コピーもできるもので、塾の対策プリントをプリントアウトしたり、テキストのコピーをしたりしています。個人的にアドバイスしたい点は印刷スピードでしょうか。印刷のクオリティに特に影響は無いのですが、出力スピードが遅いとイライラするので早いタイプをおすすめします。
かな さん/女性/43歳
妻が写真の印刷をメインにプリンタを使用しています。カラー印刷が多いことからインクの消費が激しく、またインク交換がしづらいため買い換えることに。実際に買い替えてみると、インク交換が簡単で、写真の印刷も綺麗に出来るので気に入っているようです。特にインクの交換頻度は明らかに減ったので、カラー印刷をする人は容量などをチェックして選ぶのがおすすめです。
gin さん/男性/42歳
| サイズ | 幅426×奥行255x高さ131mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7(SP1以降)、MacOS(10.12.0以降)/MacOSX(10.10.5以降) |
| 印刷速度 | A4カラー約4.0枚/分、モノクロ7.7枚/分 |
置き場所を選ばないコンパクトボディが魅力のプリンターです。
インクタンクは標準容量タイプと大容量タイプを用意しており、プリントする量や頻度に合わせて選択が可能。
コントラストの強い顔料ブラックインクを採用しており、細かな文字や罫線まで見やすくシャープに仕上がります。
| サイズ | 収納時:幅392×奥行264×高さ148mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7以降、MacOSX10.9.5以降 |
| 印刷速度 | - |
全色に顔料インクを採用し、普通紙でも鮮明なカラープリントが可能なA4ビジネスインクジェットプリンターです。
強い耐水性で水性マーカーもにじみにくいので、ビジネス文書から簡易チラシまで、さまさまな用途のカラー印刷に役立ちます。
また、専用アプリ「Epson Smart Panel」を使えば、スマホにある文書や写真も簡単に印刷が可能です。
| サイズ | 幅584×奥行310×高さ159mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7/Vista(SP1以降)/XP(SP3以降)、MacOSX(10.6.8以降) |
| 印刷速度 | A4カラー約10.4枚/分、モノクロ14.5枚/分 |
パソコンからワイヤレスでプリントできる、Wi-Fi対応のA3インクジェットプリンターです。
写真に強い染料インクと文字に強い顔料インクを搭載しており、文字もにじまず、粒状感を感じさせないきれいな写真に仕上がります。
また、プリンターの動作音を抑えるサイレントモードや、使用後に自動で電源が切れる自動電源オフ機能など、便利な機能も充実。
A3プリンターながらサイズがコンパクトなため、デスク回りに置いても場所を取らず安心です。
| サイズ | 幅375×奥行347×高さ187mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/8/7/Vista/XP、WindowsServer2003以降、MacOSX10.6.8以降 |
| 印刷速度 | カラー:20枚/分、モノクロ:33枚/分 |
A4カラー文書を約6000ページ印刷できるエコタンクを搭載したインクジェットプリンターです。
A4カラー文書1ページあたりの印刷コストは約1.0円(税込)なので、印刷枚数が多いオフィスや家庭にピッタリ。
コピー・スキャンができるスマホ・タブレットアプリ対応の複合機なので、家庭からオフィスまで幅広いシーンで活躍します。
| サイズ | 高さ148×横403×奥行315mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7(SP1以降)、MacOS10.12.6以降、ChromeOS |
| 印刷速度 | A4カラー約6.8枚/分、モノクロ約13枚/分 |
アプリを使ってスマホの写真や文書を直接プリントできるA4インクジェット複合機です。
染料インクと顔料インクの4色インクカートリッジを搭載しており、細かな文字もにじみにくく鮮明に表現できるのが特徴。
自動両面プリントに対応しており、用紙の表と裏を入れ替える手間がかからず、大量の資料の印刷に便利です。
| サイズ | 幅430×奥行418×高さ287mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7/Server(2022/2019/2016/2012R2/2012/2008R2/2008)、MacOSX(10.9.5-10.14) |
| 印刷速度 | A4カラー・モノクロ約18枚/分 |
複数のパソコンからワイヤレスプリントができる、無線/有線LAN標準対応のレーザービームプリンターです。
カラーもモノクロも片面18枚/分でプリントできる出力スピードが魅力。
スリープモードからも瞬時に起動してプリントをスタートし、プリントワークをサポートします。
さらに大容量のカートリッジを採用しており、一度に大量印刷も可能です。
| サイズ | 幅356×奥行360×高さ183mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/Server2022・2019・2016・2012(R2) |
| 印刷速度 | A4モノクロ約30枚/分 |
約5000ページ印刷可能な大容量トナー対応のA4モノクロレーザープリンターです。
自動両面印刷に対応しており、用紙コストを半分に抑えることが可能。
省スペース設計で給紙・排紙・トナー交換などの操作も前面から行えるため、狭い場所でもストレスフリーで使用できます。
| サイズ | W399×D373×H249mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10、WindowsServer2012/2016/2019/2022、MacOS10.13以降 |
| 印刷速度 | A4:40枚/分 |
普通紙から再生紙、厚紙、レターヘッドまで幅広い用紙に対応できるレーザービームプリンターです。
A4で36枚/分、A5横58枚/分の高速出力が可能なため、領収書や各種証明書などを発行する際に顧客を待たせる心配がありません。
また、リカバリータイム4秒と立ち上がりも速く、ファーストプリントは最短5.0秒で実現可能。
標準で350枚の給紙が可能なため、毎日大量用紙の印刷が欠かせないビジネスシーンにおすすめです。
| サイズ | 幅399×奥行399×高さ239mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/Server2022/2019/2016/2012(R2)、MacOSv11以降 |
| 印刷速度 | A4モノクロ約26枚/分、A4カラー約26枚/分 |
モノクロ約4500ページ、カラー約4000ページの大量印刷が可能なA4カラーレーザープリンターです。
手差しトレイ/カセットの2WAY給紙と、正面/背面の2WAY排紙に対応しており、封筒などの厚手の用紙も反りにくいのがポイント。
Wi-Fi 5GHzの高速通信にも対応しており、他の電化製品で使用するWi-Fi 2.4GHzとの干渉がほぼなく、安定した通信が可能です。
| サイズ | 幅375×奥行393×高さ265mm |
|---|---|
| 対応OS | Windows11/10/8.1/7/Vista/XP、MacOS(10.6.8以降) |
| 印刷速度 | A4モノクロ約30枚/分 |
モノクロ30枚/分、ファーストプリント6.8秒の高速印刷が可能なレーザープリンターです。
バーコードモードを搭載しており、カウンター業務や明細などを出力する現場にもスピーディーに対応。
置き場所を選ばない省スペース設計のため、 病院のカウンターやSOHOなどの小さなオフィスのデスクサイドなどにも圧迫感なく設置できます。
この記事ではプリンターの選び方の解説を始め、おすすめのプリンターをご紹介しました。
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