コピー用紙の厚さは種類により様々ですが、一般的なコピー用紙の厚さは 0.09mmです。しかし厚さを表す単位は複数種類あるため、「どこをどう見たら良いかわからない」という人も多いでしょう。
そこで本記事では単位の読み方、一般的なコピー用紙の厚さについて詳しく紹介します。また、コピー用紙以外の紙の厚さや、コピー用紙を選ぶポイントも具体的に見ていきましょう。
一般的に、コピー用紙1枚の厚さは0.09mm程度です。
紙質やメーカーによって0.089mmや0.092mmなどの違いはありますが、おおむね0.09mm前後の厚さのものが見受けられます。
コピー用紙の厚さは、以下のように主に3種類の単位で表されます。
コピー用紙の厚さを表す単位
大量のコピー用紙を扱う業界では、一般的な厚さの単位「mm」よりも「g/平方メートル」や「kg」といった重さの単位で、紙の厚さを表すことがあります。
ではそれぞれの単位が何を表すのか、見ていきましょう。
「g/平方メートル」は、坪量(つぼりょう)と呼ばれる厚さの単位で、コピー用紙1平方メートルあたりの重さ(g)を表すものです。
なお、カウネットのコピー用紙は「69±2g/平方m」と表記され、紙の面積1平方メートル(平方メートル)の場合の重量が約69gであることを示しています。
一般的なコピー用紙は65g/平方メートル前後で、数値が少なければ薄く、多ければ厚いと判断できます。
【商品別坪量比較】
カウネット コピー用紙 スタンダード 高白色タイプ 海外産 <フタ式> | カウネット コピー用紙 スタンダードタイプ2 スーパー高白色 国産 <フラップ式> | カウネット コピー用紙 スタンダードカラーペーパー | コクヨ カラーレーザー&カラーコピー用紙(両面) |
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69±2g/平方m | 64(-1、+5)g/平方m | 70g/平方m | 180g/平方m |
コピー用紙の一般的な厚さは0.09mmです。ただし厳密にいうと0.089mmや0.092mmといったように、商品ごとのわずかな違いがあります。
このわずかな厚さの差を表現するために使われるのが、「μm」です。「μm」は「mm」の1,000分の1の単位を表します。たとえば「0.09mm」は「90μm」です。「m」を省略し「90μ」と表記される場合もあります。
カウネットのコピー用紙は「約90±4μm」「約93±3μm」などと表記していますので、種類ごとに商品情報を比較してみてください。
【商品別紙厚比較】
カウネット コピー用紙 スタンダード 高白色タイプ 海外産 <フタ式> | カウネット コピー用紙 スタンダードタイプ2 スーパー高白色 国産 <フラップ式> | カウネット コピー用紙 スタンダードカラーペーパー | コクヨ カラーレーザー&カラーコピー用紙(両面) |
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約90±4μm | 89±3μm | 約93±3μm | 220μm |
紙の厚さは「kg」で表される場合もあります。これは特定のサイズで用紙を1,000枚重ねたときの重さで、「連量」や「斤量」と呼ばれる単位です。どのサイズで1,000枚重ねたときの重さを記載するかは、紙の種類によって異なります。
たとえばコピー用紙をはじめとする一般的な紙の多くは、四六判と呼ばれるサイズが統一規格です。縦788mm×横1,091mmのサイズに切った用紙を、1,000枚重ねたときの重量が記載されています。
なお、四六判の規格がない特殊紙は「菊版」というサイズを基準に重量が記載されることが多いです。
【四六判と菊判サイズの違い】
サイズ | 紙の種類 | |
---|---|---|
四六判 | 縦788mm×横1091mm |
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菊判 | 縦636mm×横939mm |
|
紙の用途別の連量の目安については、こちらの比較表を参照してください。
コピー用紙といっても、家庭やコンビニで使われるような一般的なものからポスターやチラシに用いるやや厚手のものまで、その種類はさまざまです。種類によって、厚さも大きく異なります。
ここからは、紙の用途や種類別に厚さを比較していきましょう。
用途別の厚さのイメージは、以下のとおりです。
【四六判と菊判サイズの違い】
紙の用途 | 1枚の厚さ | 厚さのイメージ |
---|---|---|
新聞折込チラシ | 約0.07mm | コピー用紙より薄め |
ポスティングチラシ | 約0.08mm | ノート程度 |
カタログ・パンフレット | 約0.11mm | 一万円札程度 |
ポスター | 約0.14-0.15mm | 雑誌の表紙程度 |
名刺・ノートの表紙 | 約0.18-0.22mm | 郵便はがき程度 |
ダイレクトメール | 約0.26-0.3mm | ポストカード程度 |
一般的なコピー用紙は、チラシやカタログに用いる印刷用紙の中間くらいの厚さです。チラシやビラを作る場合はコピー用紙よりも薄手のものを用います。
一方、ポスターやカタログなどしっかりとした製品を作る場合は、0.1mm以上の厚手の紙が用いられています。
以下の表では、連量を紙厚に置き換え比較しました。
【連量を紙厚に置き換えた厚さの比較】
紙の用途 | 連量 | 1枚の厚さ |
---|---|---|
新聞折込チラシ | 約58kg | 約0.07mm |
ポスティングチラシ | 約70kg | 約0.08mm |
カタログ・パンフレット | 約90kg | 約0.11mm |
ポスター | 約110kg | 約0.14-0.15mm |
ダイレクトメール | 約180kg | 約0.18-0.22mm |
ポストカード | 約220kg | 約0.26-0.3mm |
一般的なコピー用紙の厚みは0.09mmです。上記のとおり、連量が増えるほど紙の厚みも増していきます。
ではここから、を見ていきましょう。
コピー用紙の厚さに関するよくある質問
コピー用紙を選ぶ際「商品が多くてどれを選べば良いかわからない」「どこを見れば違いがわかるの?」といった疑問を抱く人は多いでしょう。
迷った挙句間違ったものを購入してしまわないように、ぜひ参考にしてください。
コピー用紙の厚さをネットショップでチェックする場合、「商品規格」や「商品の情報」などの項目の記載を見ましょう。店頭で確認する場合は、商品の外箱や包装紙を確認してみてください。
たとえばカウネットでは以下のとおり、「共通の商品仕様」といった項目でコピー用紙の坪量と紙厚が表記されています。
▲商品仕様表記例
坪量が65g/平方メートル前後で、紙厚が約90μm前後であれば、一般的なプリンターで使えるコピー用紙の厚さだと判断できます。
コピー用紙のなかでも、色付きのカラーペーパーは厚みが増す場合もあるため注意しましょう。
印刷できる紙の厚さは、プリンターのメーカーにより異なります。たとえばコピー用紙(普通紙)の場合、代表的な家庭用プリンターメーカーが対応する紙の厚さは以下の通りです。
【メーカーごとの対応坪量】
プリンターメーカー | 対応坪量(普通紙の場合) |
---|---|
キャノン | 64-105g/平方メートル |
エプソン | 60-90g/平方メートル |
ブラザー | 64-120g/平方メートル |
一般的なコピー用紙が約65g/平方メートルであることを考慮すると、厚手の普通紙にも対応していることがわかります。
このほか「はがきは〇枚までならまとめて給紙し印刷可能」といったメーカーごとの指定があるため、説明書や公式サイトをチェックしましょう。
プリンターでうまく印刷できない場合、コピー用紙の厚さや紙質は変えてみることをおすすめします。
コピー用紙の種類により、適合するプリンターが異なるためです。コピー用紙のなかには、一般家庭でよく利用されるインクジェットプリンター対応のものと、業務用に使われるようなプリンターにしか対応していないものがあります。
コピー用紙の販売ページで商品仕様を確認し、「適合機種」の欄にお使いのプリンターがあるかどうかチェックしましょう。
適合機種記載例
もし該当のプリンターに対応したコピー用紙でなければ、対応のものに変えてみてください。
コピー用紙をまとめたときの厚さは、紙の種類によって異なります。それぞれの用紙の厚さは、一般的に以下のとおりです。
【コピー用紙をまとめたときの厚さ】
コピー用紙の種類 | 100枚の厚さ | 500枚の厚さ |
---|---|---|
上質紙
(一般的な印刷用紙) |
約0.7cm | 約3.5cm |
マット紙
(両面印刷・カラーコピー用) |
約1.1cm | 約5.5cm |
コート紙
(ポスター・チラシ・チケット用) |
約1.4-1.7cm | 約7-8.5cm |
上質紙
(名刺やはがき用) |
約2.4cm | 約12cm |
ケント紙
(製図や絵画用) |
約2.5cm | 約12.5cm |
この記事では、オフィスで用いられるコピー用紙の厚さについて解説しました。
ポイントは以下の3つです。
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※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。