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電球の選び方ガイド!LED・明るさ・サイズなどの基本を徹底解説

住宅やオフィスの照明を選ぶ際、電球を見た目や価格だけで決めてしまうと、「思ったより暗い」「器具に合わない」「電気代が予想以上に高い」などの後悔が生じがちです。

そこで本記事ではLEDと白熱球の構造的な違いから基本スペックまで、電球選びで押さえておきたいポイントを紹介します。

リビング、キッチン、勉強部屋など、シーンに合わせた適切な電球選びのポイントも解説しているので、困ったときの参考にしてくださいね。

電球の種類

電球は発光方式や素材の違いによって大きく「LED電球」「白熱電球」に分類されます。

下記では使用シーンに応じた適切な電球選びのためにも、LED電球と白熱電球の違いを解説します。

LED電球

LED電球は半導体材料に電流を流して光を発生させる「発光ダイオード」が光源です。

消費電力は白熱電球の約1/5 - 1/6程度、寿命は10倍以上(2万 - 4万時間)が一般的で、一度取り付ければ10年近く交換は不要です。

また紫外線・赤外線をほとんど含まず、虫が寄り付きにくく、家具などの色あせや熱ダメージを軽減できる点も魅力。

調光・調色機能付きモデルやスマートライト連携モデルなどの多機能化も進んでおり、より便利に使用しやすい点もメリットとしてあげられます。

一方で白熱球に比べて本体価格が高く、チップ配置やレンズ設計によって配光特性が偏りやすいという欠点もあります。

白熱電球

白熱電球はガラス球内のタングステンフィラメントを加熱して光を放つ仕組みを持った電球のことです。

点灯直後から100%の明るさを得ることができ、演色評価指数(Ra)もほぼ100と自然光に近い色再現性を誇ります。

また電球色(2700K前後)の暖かい光なので、リラックス空間を演出するのにも向いています。

ただし消費電力が高く寿命も1,000 - 2,000時間程度と短いことから、こまめな交換が必要です。

加えてLEDEとは違って紫外線・赤外線を多く含み、虫が寄り付きやすいという特徴もあります。

これらの特徴から、写真撮影や演劇照明など、瞬時の色表現が求められる特殊用途での使用に向いています。

電球の寿命について

上述した通り、電球の寿命は白熱電球とLED電球によって異なります。

【電球の寿命】

電球の種類 電球の寿命
白熱電球 1,000 - 2,000時間
LED電球 20,000 - 40,000時間

1日6時間使用する場合、白熱球は約6ヶ月で寿命を迎えますが、LED電球であれば10年以上使用することができます。

LED電球自体の本体価格は高いものの、交換頻度が少ないことを考慮すれば、長期的なコスパは良いです。

実際に総費用を比較すると、購入価格が高いLED電球でも1 - 2年で元が取れる計算となります。

電球の選び方 - 最低限見ておくべきポイントは?

電球を選ぶ際に最低限チェックすべきポイントは必要な明るさや色味を示す基本スペックです。

以下では電球選びで欠かせない基本スペックを5つ紹介します。

口金サイズ

口金とはソケットに差し込む金属部分の直径のことです。

家庭用はE26(直径26mm)とE17(直径17mm)が一般的な大きさです。

口金が合わないと物理的に装着できないため、必ず現物やカタログ、説明書で確認しましょう。

なお口金サイズが分からない場合は、まず既存の電球を外し、定規でネジ部分の外径を計測します。

器具側から計測する場合は、ソケットの内側直径を測り、E26なら約27mm、E17なら約18mm程度の余裕があれば装着可能です。

照明器具

照明器具にはダウンライト、ペンダントライト、露出型シーリングライトなど様々な形状があり、器具によって使用可能な電球の種類が決まっています。

また浴室や天井裏の断熱材施工器具、密閉型ダウンライトなどでは、取扱説明書や本体のラベルに「断熱材施工器具(SB形)対応」や「密閉型器具対応」といった条件表示があるかを必ず確認し、非対応品を選ばないように注意しましょう。

断熱材施工器具は天井裏など、断熱材が施工されている場所で使用するもので、内部温度が上昇しやすい特徴があります。

これらの器具に対して非対応の電球を使用すると、故障や発煙の原因になることもあります。

ワット(W)とルーメン(lm)

ワット(W)は消費電力を示し、ルーメン(lm)は光の総量(明るさ)を表します。

LED電球の場合、同じ明るさでも白熱球の1/5 - 1/6のワット数で済むため、明るさを比較する際はワットではなくルーメン値を基準に選ぶのがポイントです。

目安として、白熱60W相当なら約800 - 900lm、40W相当なら約400 - 500lmとなります。

カタログには「全光束〇〇lm」と記載されるので、部屋の広さや用途に応じたルーメン数を選び、逆算で必要ワット数を把握しましょう。

電球の「色」は色温度(K)で表され、色温度が低いほど暖色、高いほど寒色になります。

たとえば2700K前後は暖かみのある電球色、5000K前後は昼光色に近い明るい白色です。

寝室やリビングでリラックスしたい場合は2700 - 3000Kの電球色を、作業効率を重視する洗面所やキッチン、勉強部屋では4000 - 6500Kの昼白色 - 昼光色を選ぶのがおすすめです。

なお色再現性を示す演色評価指数(Ra)は80以上が標準、90以上ならより自然光に近い色味で素材や肌色を美しく再現できます。

配光角度

配光角度とは光が広がる範囲のことです。

スポット型(30°前後)はピンポイント照射に、全方向型(180°以上)は天井照明に適しています。

器具の形状に合わせて配光角度を選ぶことで、光ムラや眩しさを軽減でき、より部屋の用途に合った明かりを照らせるようになります。

器具の構造や設置位置、部屋の目的に応じて適切な配光角度を選び、快適な照明環境を整えましょう。

電球の選び方 - こだわるならここも見ておこう!

最新の電球は調光器連携による光量コントロールや、タイマー内蔵による自動点灯・消灯など、様々な機能が搭載されているものもあります。

より快適で便利な照明環境を求めるためにも、次の3点をチェックしておきましょう。

調光器対応の有無

映画鑑賞やホームパーティ、リラックスタイムなど、シーンの切り替えが多い空間では、明るさを自由に調整できる調光器対応のLED電球がおすすめです。

調光機能を活用することで、日中は明るく、夜は落ち着いた雰囲気にと、時間帯や目的に合わせた照明演出が可能になります。

ただしLED電球には、位相制御方式(TRIAC調光)やPWM方式など複数の調光方式があり、調光器との相性によっては正常に動作しないことがあります。

製品パッケージの「調光範囲」や「位相制御対応」などの記載を必ず確認しましょう。

メーカーによっては推奨調光器を公式に公表している場合もあるため、使用する照明器具の型式と照合し、適合する組み合わせを選ぶことが重要です。

演色性(Ra)

よりこだわりたい方は演色性(Ra)にも注目しましょう。演色性とは照明の光が物の色をどれだけ自然に見せるかを示す指標のことです。

料理を美味しそうに見せたいダイニングや、肌の色味が重要な洗面所等では、高演色性の電球を使用することで色の再現性が高まり、自然光に近い見え方になります。

なお演色性を図る数値(Ra)の最大値は100となっており、一般的な家庭用LED電球ではRa80程度が多く使用されています。

人感センサー・タイマー付き照明

人感センサーが内蔵された電球は、スイッチの操作不要で自動点灯・消灯が可能なため、通路や玄関など短時間だけ利用するスペースに適切です。

またタイマー機能付きのモデルであれば、一定時間後に自動消灯でき、夜間の消し忘れ防止にもなります。

加えて時刻指定での点灯が可能な製品を選べば、防犯対策としても活用可能です。

シーン別での電球の選び方を解説!

部屋の用途や利用するシーンによって、電球に求められる明るさや色温度は大きく異なります。

ここでは「リビング・寝室」「洗面所・キッチン」「勉強部屋・書斎」の3シーンを取り上げ、各シーンに適した電球スペックを紹介します。

リビング・寝室

リビングは家族団らんや映画鑑賞、来客対応など多目的に使われる空間です。

そのため色温度2700K前後の電球色を基調とし、調光機能とRa90以上の高演色LEDで柔らかい光を演出すると、目に優しい空間が作れます。

寝室ではさらに照度を落とし、明るさ300 - 500lm程度の間接照明をベッドサイドに配置すると、より落ち着いた環境を実現できます。

また調光付きベッドサイドランプに人感センサーを組み合わせれば、夜間のトイレ移動でも眩しさを感じにくく安全です。

洗面所・キッチン

洗面所はメイクや洗顔、髭剃りをする場所なので、色温度4000 - 5000Kの昼白色、Ra90以上で自然光に近い明るさを確保しておきたいところ。

また鏡の左右または上部に配光角度120°以上のLEDを配置して陰影をなくすことで、顔色が均一に映ります。

なおキッチンは調理中の安全性が重要になります。そこで明るさ1,000 - 1,500lm、色温度5000K前後の昼白色がおすすめです。

注意点として油煙や水滴がかかりやすいため、防湿・密閉型器具対応のLEDを選び、耐久性を高めると安心です。

勉強部屋・書斎

勉強部屋や書斎で使う電球は、視認性が大切です。そこで昼白色(5000K)がおすすめです。

またデスクライトを置いている場合、配光角度80 - 100°のスポット型LEDスタンドを使い、明るさ600 - 800lmを選ぶと、机上面を均一に照らせます。

まとめ

この記事では電球の選び方の解説をしました。

ポイントは以下の3つです。

  • 電球を選ぶ際は基本スペックを把握し、シーン・用途別に必要な機能を理解することが重要。
  • LED電球の省エネ・長寿命メリットを最大限活用し、必要に応じて白熱球の高演色性を取り入れれば、暮らしの質は格段に向上する。
  • 調光対応、人感センサー、断熱材施工器具適合などの細部にこだわって選ぶと、快適性と省エネ性を両立できる。

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