切手を貼る場合、封筒が縦書きでも横書きでも縦長にしたときに左上となる位置が正解です。
「縦書きならわかるけど、横書き封筒も左上?」と迷う人もいるでしょう。そこで本記事では、封筒の切手を貼る位置について日本郵便の情報をもとに解説します。
また「複数枚のときはどこに貼ればいいの?」「失敗して貼ってしまった!」などの場面を想定し、具体的な貼り方も紹介します。これから切手を貼る人は参考にしてください。
前述したとおり、切手は縦長にしたときに左上となる位置に貼りましょう。切手の向きは、文字の向きに合わせてください。
縦長封筒の場合は郵便番号枠のついた封筒があるため、わかりやすいでしょう。郵便局の公式ホームページでも、切手は郵便物表面の左上部に貼るよう記載しています。
横長封筒の場合は、横長の状態で右上の位置に切手を貼ります。つまり縦長にすると、左上の位置に封筒がある状態です。
切手の位置を指定する理由は、以下のとおり集めた郵便物を機械で速やかに処理するためです。
切手は基本的には「縦長にしたときに左上」になる位置に貼ります。これは機械でスムーズかつ正確に仕分けるために必要です。
引用:切手のマナー|郵便局(閲覧日:2024/2/20)
縦長封筒(封筒を横にして口が右にある状態)やポストカードを横向きで使用する場合も、縦長にしたとき左上となる位置に貼ってください。横向きの状態だと、右上の位置です。
このとき、切手の向きまで横にする必要はありません。文字の向きにあわせて貼りましょう。
複数枚の切手を貼るときは、縦長封筒なら上から下へ、横長封筒なら右から左へ並べて貼りましょう。どうしても枚数が多くなる場合は、2列にしても構いません。
切手を貼る枚数に上限はありませんが、複数枚貼るときは見た目の印象が大切です。次のことを意識するだけで、切手が整ってキレイに見えます。
ただし金額が足りていなかったり、未使用の切手であるか判別できなかったりすると郵送できない恐れがあるため、重ねて貼ることは避けましょう。
のり式の切手は、裏面にのりの成分が含まれており、水分にふれることで粘着性が出るようになっています。そのため、のりを準備しなくても水だけで切手の貼付が可能です。
水を含ませたスポンジの上に切手を置き、指で軽く押し滑らすと、水をきれいにつけられます。スポンジがなければティッシュやコットンで代用できますが、ティッシュは水で破れやすいため注意が必要です。
また指を水にぬらして切手に直接つけてもよいですが、水が垂れて封筒が濡れる可能性があります。切手を貼るためのグッズなら以下の商品がおすすめです。
切手を貼り間違えた場合、2つの対処方法があります。
封筒に貼った切手は、水やぬるま湯につけるとはがせます。ただし一度はがした切手は見栄えが悪くなる恐れがあるため、再利用したい場合は慎重にはがしてください。
貼り間違えた切手は、郵便局に持ち込むと1枚につき5円の手数料で交換してもらえます。破損した切手は交換できないため、交換してもらうほうが確実です。
対象切手の詳細は郵便局のホームページで確認しましょう。
シーンによっては、マナー違反となってしまう切手の貼り方があります。とくに気をつけたい注意点は以下の2つです。
ビジネスシーンで封筒を郵送する場合、切手はできるだけ少なめにするとよいでしょう。貼った枚数が多すぎると、余った切手を寄せ集めたと思われる恐れがあります。
また切手を多く貼ると、表面の見た目バランスが悪くなりがち。封書の表書きは送り先に対する敬意を表すため、受け取り側が不快にならないように配慮しましょう。
用途に応じた切手の使い分けも注意するポイントです。普通切手のなかには、喜ばしい報告に使う慶事(けいじ)用切手とお悔やみごとに使う弔辞(ちょうじ)用切手があります。
慶事用切手には鶴の絵が描かれており、主な用途は結婚式招待状の送付です。弔辞用切手は淡い紫や白の落ち着いた色合いで、訃報や法事のお知らせの送付で使います。
通常の普通切手を貼っても送付できますが、相手によくない印象をもたれる可能性があるため、使いわけるとよいでしょう。
封筒に貼る切手の位置に関するよくある質問は以下のとおりです。疑問のある方は、ぜひ参考にしてください。
封筒に貼る切手代は、サイズと重さで決まります。縦14-23.5cm、横9-12cm、幅1cm以内のサイズで25g以内の重さであれば、84円切手で送れます。
封筒切手の値段については、こちらの記事で詳しく解説しているため、参考にしてください。
大きめのデザイン切手や複数枚の切手を貼るときに、場所が足りなくなることもあるでしょう。指定された位置に切手を貼る場所がない場合は、表面の空いているスペースに貼れます。
-略-
ただし、その表面の左上部又は右上部に郵便切手をはり付ける余白がないときは、その表面の適宜の箇所にはり付けることができます。
内国郵便約款(約款)第42条|日本郵便(閲覧日:2024/2/21)
住所や名前に被らないように注意して貼りましょう。
切手の貼る位置を間違えて投函した場合、基本的には宛先にきちんと郵送されます。
実際に郵便局に問い合わせたところ、以下の返答がありました。
Q:貼る位置を間違えて投函したら返送されますか?
A:お問い合わせにつきまして、切手の貼付位置は、縦長の封筒の場合は「左上部」、横長の封筒の場合は「右上部」となっております。なお、郵便切手をはり付ける余白がない場合は、その表面の適宜の箇所に貼付いただくことも可能でございます。
(参考 内国郵便約款(約款)郵便切手による料金前払 第42条 4)
返答日:2024/2/9
この記事では、封筒切手の位置について解説しました。
ポイントは以下の3つです。
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