LANケーブルと通信機器を繋ぐスイッチングハブは、通信速度を左右する機器の1つ。
しかし、仕様には専門用語が使用されていたり、放熱性も重要になったりと、選ぶ基準も多岐に渡ることから、商品選びに困っている方もいるでしょう。
そこで本記事ではスイッチングハブおすすめ10選をご紹介します。
スイッチングハブの選び方を始め、商品紹介には素材やポート数も記載。ぴったりの一台を見つけるための参考にしてください。
スイッチングハブとは、LANケーブルと通信機器を繋ぐ、中継機のことです。
そもそもWi-Fiは無線で繋ぐことは可能ではあるものの、LANケーブルによって有線接続を行うことで、より安定した高速でのデータ通信が可能になります。
しかし、LANケーブルなどの有線はコンセントと同じく、繋ぐためのポート(差し込み口)が1つ1つ必要です。
そこでスイッチングハブを使用することで、ポート(差し込み口)が物理的に増え、多くの機器で有線接続ができるようになります。
なお、複数の機器に有線で繋ぐことから、配線の見た目が悪くなってしまいがちな点には注意しておきましょう。
スイッチングハブを選びたい…とはいっても、様々な素材やタイプがあります。そこで、スイッチングハブを選ぶときにチェックしておきたい5つのポイントを紹介します。
スイッチングハブを選ぶ上で、まず重要視しておきたい点がポート数(スイッチングハブの差し込み口の数)です。
せっかく購入したにも関わらず、ポート数が足りない…といった事態にならないよう、あらかじめ、有線で繋ぐ通信機器の数を把握しておきましょう。
関連して、有線のルーターにはポートが備え付けられています。
そのため、スイッチングハブの購入前には有線のルーターを確認し、その上で足りない分をスイッチングハブで補うようにしましょう。
スイッチングハブでは3、5、8、16、24、32、48ポートなど、様々なポート数が用意されています。
この中でも、家庭でパソコンやゲーム機などの複数の機器に繋ぐ場合は3 - 5ポートが目安になります。
オフィスで使用するような場合は、24や48など、余裕を持ったポートのある商品を確保しておきましょう。
通信機器の対応速度に合った(もしくはそれ以上の)スイッチングハブを選ぶことが重要です。
家庭用ネットワークの使用で目安となる通信速度は10 - 1000Mbpsです。中でも上の1000Mbpsに対応しているスイッチングハブを選んでおくと安心。
一般家庭の光回線の契約プランは1000Mbpsが一般的なため、スイッチングハブの通信速度は1000Mbps以上に対応しているモデルを選べば問題ありません。
なお、注意点として通信機器の対応速度よりも低いスイッチングハブを選ぶと、スイッチングハブの対応速度が適用されます(下位互換)。
例えば所有しているパソコンが1000Mbpsに対応していたとしても、100Mpbsにしか対応していないスイッチングハブを使用すると、通信速度が100Mbpsの上限速度しか出なくなってしまうのです。
そのため、通信機器の対応速度を確認した上で、それと同じか、上のものを選ぶようにしておきましょう。
加えて、スイッチングハブにおける通信速度の表記は通信速度を表す「bps」ではなく、「IEEE」などの表記になっていることもあります。
下記テーブルは商品をチェックする際の参考にしてください。
【通信速度と表記】
通信速度 | 表記 |
---|---|
10Mbps | 10Base-T、IEEE802.3i、IEEE802.3 |
100Mbps | 100Base-T、IEEE802.3u |
1000Mbps | 1Gbps、1000Base-T、IEEE802.3ab |
10Gbps | 10Gbps、10GBase-T、IEEE802.3an |
引用:広島オフィスづくり
スイッチングハブの筐体は、「金属」または「プラスチック」が採用されています。
【スイッチングハブの素材】
金属製 | 耐久性と放熱性に優れているのが特徴。風通しのよくない場所での設置におすすめ。 |
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プラスチック製 | 金属製より熱がこもりやすいが、安価で入手できる。 |
接続機器の台数が通信データ量が多い場合は熱が発生しやすいため、放熱性に優れた金属製のモデルがベターです。
価格の安さを重視するならプラスチック製がおすすめですが、金属製より熱がこもりやすいため、放熱スペースを十分に確保してから設置しましょう。
なお、放熱性に関連して、ファンの有無についても確認しておきましょう。ファン付きのものであればより放熱性を高めることができます。
ただしファンの音がうるさく、静音性を重要視する方にはファン無しがおすすめです。
スイッチングハブの電源タイプには、「電源内蔵型」と「外部電源型」の2種類があります。
【スイッチングハブの電源タイプ】
電源内蔵型 | コンセントからACケーブルで給電するタイプ。電源を内蔵しているため本体サイズが大きいが、コンセント周りをスッキリできるのがメリット。ただし、発熱しやすい点に注意が必要。 |
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外部電源型 | ACアダプターからの給電が必要なタイプ。軽量でコンパクトな製品が多いが、コンセント周りのスペースに配慮する必要がある。 |
電源内蔵型のACケーブルはプラグがコンパクトなため、コンセント周りをスッキリできます。
外部電源タイプは本体自体がコンパクトなため、狭いスペースに設置したい場合に適しています。
ただし、ACアダプターが大きいので、購入前に設置場所とコンセント周りのスペースをチェックしておきましょう。
安さにひかれてプラスチック製のものを購入しましたが失敗でした。プラスチック製は安いのはもちろん、軽くて使い勝手が良いには良いのですが、放熱性の悪さが仇となり、回線も不安定になったような気が…。使う環境にもよると思いますが、安定感を求めるなら金属製のものがおすすめです。
匿名 さん/女性/37歳
ポートが1つ足りないのを補うために購入したこともあり、ポート数の少ない、手ごろなものを選びました。しかし、子どもが成長するにつれ、どんどん使う機器が増えてしまい、その都度つけたり外したりしながら使うようになりました。結局そのうち面倒になってしまい、ポート数の多いものを買いなおすことになりました。少し高く感じても、ポート数が多めのものを購入した方が結果的にお得だと思います。
ぱお さん/女性/49歳
業務用でスイッチングハブを6個購入したのですが、LANケーブルを繋いでいるうちに、どの機器に繋がっているかが分からなくなってしまいました。業務用は重要な機器が多く、LANケーブルが抜かれると大きなトラブルにつながるものもあったりするので、LANケーブルを繋ぎながら、何と繋がっているかハブまたはLANケーブルにタグを貼ればよかったなと後悔しています。
えむお39 さん/男性/35歳
複数台のパソコンをネットワーク接続出来るので便利ですが、現在のスイッチングハブは設定ミスをするとループに嵌ってしまうため中々しんどいです。またケーブルとスイッチングハブが場所を取るので整理するのが面倒に感じます。職場で使用するような場合は、なるべく電源内蔵タイプを選んだ方が無難かもしれません。
たか さん/男性/50歳
寸法 | 幅143×奥行86×高さ29mm(本体のみ) |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | - |
素材 | 金属 |
バッファローの「スイッチングハブ10/100M・金属5ポート」は、テレビボードなどの狭いスペースにも収まるコンパクトサイズが特徴。
スタイリッシュなデザインのため、インテリアやオフィスの美観を損ないません。
また、電源内蔵タイプでACアダプターが必要ないため、煩雑になりがちなコンセントまわりもスッキリします。
寸法 | 幅142×奥行85×高さ29mm(本体のみ) |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | - |
素材 | プラスチック |
静かな環境でも安心して使用できる、ファンレス設計のスイッチングバブです。
使用シーンを選ばないスタイリッシュなデザインが特徴で、狭いスペースにもすっきりと収まります。
PCの電源がオフになっているポートや未使用のポートは、自動で電力調節が可能。
そのため、夜間にパソコンがシャットダウンされるオフィスや、昼間はパソコンが使わない自宅などでも電力を大幅に節約できます。
寸法 | 約82.6×約48.6×約20.9mm(本体のみ) |
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ポート数 | 5ポート/8ポート |
伝送速度 | 1000Mbps(1000BASE-T)、100Mbps(100BASE-TX)、10Mbps(10BASE-T) |
素材 | プラスチック |
コンパクトサイズのスイッチングハブを探している方には、エレコムの「スイッチングハブ 5ポート Giga対応」がおすすめです。
ICカードより小さなコンパクトサイズなので、オフィスデスクやテレビまわりなどに置いても邪魔になりません。
本体背面の穴を利用すれば、壁掛け設置も可能です。
また1Gbpsの転送速度に対応しており、ジャンボフレーム対応機器との間でより高速なデータ転送を実現できます。%の節電が可能です。
寸法 | 約幅215.5×奥行133×高さ42(本体のみ) |
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ポート数 | 16ポート |
伝送速度 | - |
素材 | 金属 |
ポート数が多いモデルを探している方には、エレコムの「スイッチングハブ Giga対応 16ポート 金属筐体/電源内蔵」がおすすめです。
1000BASE-T対応の16ポートスイッチングハブのため、有線接続が必要な機器が多いオフィスで役立ちます。
また耐熱設計とファンレスデザインにより、静音性能も良好。
動作時環境温度50℃に対応しているため、空調のない環境でも安定して稼働します。
寸法 | 幅104×奥行65×高さ25mm |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | - |
素材 | プラスチック |
空間に溶け込む角丸デザインとスリムボディが特徴のスイッチングハブです。
搭載している5ポートすべてが1000BASE-Tに対応しており、GigaLAN端子搭載パソコンやネットワーク対応HDD(NAS)とのGiga接続が可能です。
また、底面四隅に配置されたゴム足が安定感を高めており、ケーブル引っ張りによる本体の浮きを軽減できます。
寸法 | 約84.0×約47.8×約25.6mm(本体のみ) |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | 1000Mbps(1000BASE-T)、100Mbps(100BASE-TX)、10Mbps(10BASE-T) |
素材 | 金属 |
1000BASE-Tに対応した、ACアダプター電源の5ポートスイッチングハブです。
場所を取らないコンパクト設計でデザインもシンプルなため、オフィスからリビングまで幅広いシーンで活躍します。
作動音が気にならない静音ファンレス設計なので、静かな部屋での使用も安心です。
寸法 | 幅143×奥行86×高さ29mm |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | - |
素材 | 金属 |
スタイリッシュなデザインが特徴の、Giga対応スイッチングハブです。
ACアダプター不要の電源内蔵タイプのため、複数台接続してもコンセントがかさばりません。
壁面設置に対応しており、マンションなどの収納ボックスにも固定設置ができます。
標準添付のマグネットを使用すれば、スチールデスクやラックへの取り付けも簡単です。
寸法 | - |
---|---|
ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | - |
素材 | - |
キャビネットの中や狭い場所へ設置しやすい、コンパクトボディが特徴のスイッチングハブです。
LANポートと電源コネクタの配置を同じ面に揃えているため、設置後の配線をきれいに揃えられます。
また、LANの見える化機能「LANマップ」に対応しており、ヤマハルーターなどと組み合わせればネットワーク構成の可視化が実現できます。
寸法 | 幅130×奥行86×高29mm |
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ポート数 | 5ポート |
伝送速度 | 1000Mbps(1000BASE-T) |
素材 | 金属 |
1ポート最大30Wの給電ができる、IEEE 802.3at(PoE+)に対応したスイッチングハブです。
全ポートが1Gbpsの通信速度に対応しており、動画や画像などの大容量データにピッタリ。
AUTO-Negotiation機能を搭載しているため、接続機器に合わせて10/100/1000Mbpsの自動切替えが可能です。
また、ストレートケーブルとクロスケーブルを自動認識するAUTO-MDIX機能を搭載しており、接続ミスを防止できます。
寸法 | 約150(W)×80(D)×30(H)mm |
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ポート数 | 8ポート |
伝送速度 | - |
素材 | - |
ファンレス静音設計でどんな利用シーンにもマッチする、8ポートスイッチングハブです。
ポートの使用状況にあわせて電力を自動調節する省電力機能を搭載しており、待機時は最大約77%の電力をカットできます。
利用開始時の設定は不要で、LANケーブルを挿すだけで使用できる手軽さも魅力です。
この記事ではスイッチングハブの選び方やカウネットで購入できるおすすめのスイッチングハブをご紹介しました。
ポイントは以下の3つです。
なお、スイッチングハブを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。
カウネットなら2,500円のご注文で送料当社負担です。
さらに、法人のお客様はお届けエリアによりご注文当日よりお届けが可能。
土曜、日曜、祝日のお届けにも対応しているので、お急ぎのお客様でも安心してご利用いただけます。
スイッチングハブをお求めの方は、ぜひカウネットをご活用ください。
※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。