「書類の用途に合わせた最適なファイルが欲しいけど、どれが適しているか分からない」そんなお悩みはありませんか?
ビジネスシーンでは社内規約のような大量の書類から仕様書などの少量の書類など、さまざまな書類を取り扱います。
書類はファイルに入れることできれいに整理できますが、ファイルの種類を間違うと見やすさを損なう恐れがあるので気をつけなければいけません。
用途に合わせたファイルを使うことで書類棚の収納スペースが増え、どこにあるかも分かりやすくなるでしょう。
多数のファイルを取り扱うカウネットだからこそ分かる、ファイルの種類と適した使い方を紹介します。
ファイルには色々な種類・形状があり、綴じ方や綴じる書類の量が異なります。適したファイルを選ぶために、それぞれの特徴を把握しておきましょう。
【ファイルの種類と特徴】
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 穴のタイプ | おすすめ書類 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|---|
パイプ式ファイル
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書類の抜き差しや入れ替えがスムーズ | 頑丈、大量の書類保管に対応 | 留め具付近は書類が見にくい | 穴あけ | 社内規約や伝票など枚数の多い保管書類 | 約700円 |
フラットファイル
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薄型で軽量 | リーズナブルな価格、収納が省スペースで済む | 書類の入れ替えがしにくい | 穴あけ | 短期間の資料や提出書類など少量の書類 | 約600円 |
リングファイル
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書類が見やすく抜き差ししやすい | 好きな場所で書類の差し替えができる | 書類のパンチ穴部分が破れやすい | 穴あけ | カタログや価格表、マニュアルなど見返したり入れ替えが多い書類 | 約600円 |
Z式ファイル
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書類が抜き差ししやすい | 書類に穴を開ける必要がない | 少量の書類しか綴じれない | 穴あけ不要 | 進行中の書類や回覧用書類 | 約460円 |
クリヤーブック
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差し替えがしやすい | 冊子のように閲覧しやすい | 収容枚数が決まっている、書類が多くなると落ちやすい | 穴あけ不要 | 穴を開けたくない重要書類や閲覧頻度の高い書類 | 約600円 |
パイプ式ファイルはファイル内側に2つのパイプがあり、そこに穴を開けた書類を通すタイプです。「チューブファイル」や「キングファイル」と呼ばれることもあります。
片開きと両開きがあり、両開きのほうが抜き差ししやすいので、抜き差しや入れ替えなどの使用頻度が高い書類は両開きを選ぶと良いでしょう。
書類収納容量が多く長期保存したい書類に向いているパイプ式ファイルは、ファイル自体が頑丈であることも特徴です。
パイプ式ファイルのリング穴は基本的に2箇所で、ほとんどのパイプ式ファイルは2つ穴となっています。
【パイプ式ファイルの特徴】
| 穴あけタイプ | ○ |
|---|---|
| ファイルに入る書類枚数概算 | 200-500枚 |
| 価格帯 | 約700円 |
ファイルサイズが大きいものは、リング穴が4箇所ある場合もあります。4つ穴タイプは書類上下までしっかりと綴じるので、書類の端が痛みません。
頑丈で書類収納容量が大きいため価格が高いと思われますが、カウネットであれば平均価格帯700円とコスパ良く購入できます。
パイプ式ファイルは綴じた書類をしっかりと固定できるため、大量の書類にも対応できます。社内規定や伝票などの長期保存したい書類や、建材や色、素材などの見本帳といった枚数の多い書類におすすめです。
綴じ具部分は取り外しができるタイプもあり、廃棄する際に分別しやすくなっています。
【おすすめのパイプ式ファイル】
| カウネット パイプ式ファイルエコノミー(両開き) | キングジム キングファイル スーパードッチ<脱・着>イージー | コクヨ チューブファイル<エコ>(片開き) |
|---|---|---|
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| 綴じ具が左右どちらからでも開閉可能、耐久性・コスパ◎ | 左右両方から開けられる両開きタイプ、綴じ具は取り外し可能で分別廃棄できます | 綴じ具の開閉が簡単な片開きタイプ、ファイル先端が背幅より細いので棚に差し込みやすい |
【フラットファイルの特徴】
| 穴あけタイプ | ○ |
|---|---|
| ファイルに入る書類枚数概算 | 150-250枚 |
| 価格帯 | 約600円 |
綴じ具がプラスチック、表紙が紙製のフラットファイルは軽量で少量の書類整理に適したファイルです。ファスナー式と呼ばれることもあり、簡易的な用途で使用しやすく持ち運びにも向いています。
あまり多くの書類を収納することはできませんが、他のファイルよりも表紙の色が青や赤、黄色など選択肢が多いので種類分けにも最適です。タテ型とヨコ型があり、書類の向きに合わせて選べます。
リング穴は2箇所、書類を綴じたあとはプラスチック製の綴じ具で押さえるようになっています。穴幅は80mmピッチが基本です。
綴じ具付近が見にくい場合は、綴じ具を少し浮かせると見やすくなるでしょう。価格帯は平均600円前後ですが、1枚であたり100-200円という安価な価格で購入できます。
とりあえず収納しておきたい短期間の資料や提出書類、持ち運びする書類などを綴じるのに適しています。
軽量でかさばらないのでカバンに入れておくのにも便利です。外回りや出張時の必要な資料などを収納する用途としても使えるでしょう。
【おすすめのフラットファイル】
| カウネット フラットファイル 樹脂とじ具 | コクヨ フラットファイルV 樹脂とじ具 | コクヨ フラットファイルW(厚とじ) |
|---|---|---|
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| サイズ・色の選択肢が多く、コスパ◎。背面・四隅が補強されている | 痛みやすい背面補強、樹脂製の綴じ具で保持力強め | 通常のフラットファイルよりも多く収納できるタイプ。収納枚数約250枚 |
【リングファイルの特徴】
| 穴あけタイプ | ○ |
|---|---|
| ファイルに入る書類枚数概算 | 130-480枚 |
| 価格帯 | 約600円 |
リングファイルは書類がめくりやすいので、閲覧がスムーズにできます。書類の抜き差しや入れ替えも簡単で、綴じ具の開閉もワンタッチタイプが多く使いやすいのが特徴です。
綴じ具のリングはOリングとDリングの2種類があります。Oリングは収納枚数が多いものの、書類のリング穴に負担がかかりやすいのがデメリットです。
DリングはOリングのデメリットを解消したタイプで穴にかかる負担が少なく、書類の破損が防げます。また、書類収納時の安定感があるのもDリングです。
リング穴は基本的に2箇所ですが、ファイルによっては4・6・26・30穴タイプもあります。
もっとも多いのが2穴です。6穴や26穴などもありますが、種類が少なかったり綴じる紙に制限が出てしまう可能性もあるので、購入前に紙の対応サイズなどを確認してください。
2穴以外の場合は、使用できる書類サイズが異なるので注意しましょう
穴数の多さは収納書類の安定感に関係してきます。2穴は中央部分のみで綴じますが、30穴になればリングで書類をしっかりと固定してくれます。
ビジネスシーンではA4サイズの書類を扱うことが多いので、2・4・30穴がおすすめです。
【穴数に適した紙サイズ】
| 穴数 | 紙サイズ |
|---|---|
| 2穴 | A4、B4、A3、A5、B6 |
| 4穴 | A4(2穴と互換可能) |
| 6穴 | システム手帳サイズ |
| 26穴 | B5 |
| 30穴 | A4 |
リングファイルは閲覧のしやすさや差し替えのスムーズさから、見返すことが多い書類や更新頻度の高い書類に適しています。マニュアルや価格表、カタログ、見本帳などにも使いやすいタイプです。
【おすすめのリングファイル】
| リヒトラブ Dリングファイル | カウネット マニュアルリングファイル A4タテ | コクヨ レバッチファイル ジャパンスタンダード A4タテ |
|---|---|---|
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| 書類の抜き差しがしやすく安定感のあるDリング。サイズ、色の選択肢が多い | 20色のカラーバリエーションで分類しやすい。油性ペンで書き込みできるインデックス付き | 収納枚数280枚の大容量タイプ。綴じ具がレバーで簡単開閉 |
【Z式ファイルの特徴】
| 穴あけタイプ | × |
|---|---|
| ファイルに入る書類枚数概算 | 120-150枚 |
| 価格帯 | 約460円 |
穴をあけたくない書類の整理整頓なら、Z式ファイルがおすすめです。レバーファイルと呼ばれることもあり、ファイル中央部分にある金属製の留め具に書類を挟んで収納します。
書類をそのまま挟み込むため、サイズの異なる書類をまとめて収納できるのもポイントです。
また、書類の抜き差しや入れ替えもスムーズにできます。レバーを操作するだけで使えるので、書類収納が手早くできるのもポイントです。
Z式ファイルは抜き差しや差し替えがしやすいタイプなので、進行中の書類や回覧用の書類に適しています。重ねてのファイリングも簡単なので会議用の資料や保管にも利用しやすいでしょう。
また、穴あけ不要のため、穴をあけたくない重要書類にもおすすめです。
【おすすめのZ式ファイル】
| カウネット きれいに揃うZ式ファイル A4タテ | リヒトラブ パンチレスファイル<HEAVY DUTY> | コクヨ ジャンボレバーファイル Z式 |
|---|---|---|
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| ファイル内側下部に紙揃えガイド付きで書類をきれいに揃えて収納できる | 収納可能枚数160枚の大容量、カラーバリエーション豊富で種類分けにもおすすめ | 綴じ具が大きいので書類をしっかりキープ、厚みのある紙でも簡単に収納できます |
【クリヤーブックの特徴】
| 穴あけタイプ | × |
|---|---|
| ファイルに入る書類枚数概算 | 20-40枚(ポケット数10-20) |
| 価格帯 | 約600円 |
穴をあけたくない、汚したくない重要書類の整理には、クリヤーブックがおすすめです。
同じように穴をあけたくないときに使えるZ式ファイルとの違いは、綴じ具がなく透明のポケットに書類を収納するようになっています。
冊子のように閲覧しやすく、書類の出し入れも簡単です。
固定式と差し替え式があり、固定式はポケットの数が変更できないため収納枚数が限られています。差し替え式は、別売りのクリヤーブックでポケットの追加ができます。
差し替え式はファイル中央にリングファイルと同じ留め具があり、そこに穴あきのクリアポケットを綴じるようになっています。書類に穴をあけたくないけど、リングでしっかり綴じたい、容量収納を増やしたいときに便利です。
しかし、留め具があるぶん固定式よりも背表紙部分が広くなる傾向にあります。
ポケットの中に書類を収納するので保護目的にも便利で、穴をあけずに使えるため重要書類の整理用ファイルとしておすすめです。
透明ポケットで中身が見やすい、閲覧のしやすさからプレゼンなどの資料や回覧用、提出書類にも使えます。
枚数が少量であれば、マニュアルや技術書などの管理にも最適です。汚れやヨレ対策もできるため、出張や外回りに持ち運ぶ書類にも適しています。
【おすすめのクリヤーブック】
| カウネット マニュアルクリヤーブック(差替式) | コクヨ クリヤーブック グラッセル A4 | カウネット クリヤーブック 固定式 中紙なし 透明表紙 A4タテ |
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| 20色のカラーバリエーションで書類分類にもおすすめ、インデックス付き | ファイルの角が丸く、カバンに入れても引っかかりにくい、表紙が360度折り返し可能 | 表紙がクリアで中の諸類を把握しやすい、素材がしっかりしているので持ち運びにもおすすめ |
上記で紹介したクリアファイルはビジネスシーンで多く使われる、汎用性の高い種類をまとめました。
こちらでは使用用途は限られるものの、あると便利なおすすめファイルを紹介します。
プレゼンではスムーズな進行が求められますが、資料をまとめたファイルが扱いにくいと進行の妨げになる可能性もあります。そこで、プレゼンに特化したおすすめファイルを紹介します。
プレゼン用ファイルはレールやステープラー綴じ、ファスナー式などいろいろあります。必要書類をきれいに収め、片手でも持ちやすい軽量なファイルがほとんどです。
表紙が360度折り返しできるタイプは、スペースを取らず書き込みやコピーしやすくなっています。
【おすすめのプレゼン用ファイル】
| リヒトラブ ルーパーファイル A4 | コクヨ ファスナーファイル<レポート> A4タテ | コクヨ レールクリヤーホルダー PET表紙 |
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| 表紙が表裏共に透明で見やすい2穴綴じタイプ、ファイルを重ねてもかさばらない | 収納枚数約100枚、書類の差し替えがスムーズ、180度見開き可能で書き込みも簡単 | シンプルで書類が見やすく使いやすい、かさばらず収納できる |
書類を持ち運ぶときは、ドキュメントファイルが便利です。ドキュメントファイルは複数のインデックス付きポケットがあり、複数の書類を分類できるようになっています。
資料や提出用、領収書などさまざまな書類をまとめて収納できるので、持ち運び以外にデスク引き出し内の整理整頓にもおすすめです。
購入の際には、ポケット数や対応可能書類サイズなどを確認するようにしましょう。
【おすすめのドキュメントファイル】
| カウネット ドキュメントファイル(ワゴン収納サイズ) | テージー ドキュメントファイルのびーる2 A4 | コクヨ ホルダーインケース<K2> |
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| A4サイズで引き出しワゴンに収納可能、ボタンでしっかり閉じるので持ち運びにもおすすめ | アコーディオン式で内容量に合わせて幅調整が可能、自立式でデスク上にそのまま置ける | A4サイズのクリヤーホルダーをそのまま収納可能、クリアタイプで中身が分かりやすい |
徐々に増える名刺は保管する場所に困る人も少なくありません。そこで便利に使えるのが名刺整理ファイルです。
名刺ファイルや名刺ホルダーと呼ばれるもので、名刺サイズのポケットがあります。名刺をデジタル保存する企業も増えてきましたが、原本を保管する用途としておすすめです。
【おすすめの名刺整理ファイル】
| カウネット 名刺ファイル差替式 A4タテ | コクヨ 名刺ホルダー 差替式 発泡PPシートタイプ 30穴 | キングジム シンプリーズ名刺ホルダーコンパクト 固定式 |
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| リングファイルで台紙を増やすことができる | 30穴リングで台紙が増やせる、表紙・ホルダーが丈夫 | コンパクトなサイズで持ち運びに便利 |
この記事ではファイルの種類や特徴、用途に合わせた使い方についてまとめました。
ポイントは以下の3つです。
各ファイルの特徴やメリット・デメリットを把握することで、用途に合わせたファイルを選びやすくなります。
なお、ファイルを購入するのであれば、カウネットの通販がおすすめです。
カウネットなら2,500円のご注文で送料当社負担です。
さらに、法人のお客様はお届けエリアによりご注文当日よりお届けが可能。
土曜、日曜、祝日のお届けにも対応しているので、お急ぎのお客様でも安心してご利用いただけます。
ファイルをお求めの方は、ぜひカウネットをご活用ください。
※掲載されている情報はカウネットが独自に制作しています。掲載内容や商品仕様に変動がある場合がありますので、最新の商品の詳細や価格については、カウネットサイト商品詳細ページよりご確認ください。