トイレットペーパーを買いたいけれど、種類が多すぎて選べない方もいるのではないでしょうか。オフィスでの利用を考えている場合は、一回にまとまった数量を買う必要があるため、コストを意識しつつ使い勝手のいいものを選びたいものです。
一口にトイレットペーパーと言っても、紙の素材や機能にはそれぞれ違いがあります。トイレットペーパーの特徴を見分けるときのポイントを理解して選ぶことで、より満足度は高まるでしょう。
本記事では、トイレットペーパーの選び方を紹介したうえで、シングル・ダブルそれぞれでコスパの良いおすすめ商品を紹介します。トイレットペーパー選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
トイレットペーパーを選ぶときに確認すべきポイントは以下の通りです。
トイレットペーパーには、ペーパーが一重の「シングル」と二重の「ダブル」があります。
トイレットペーパーの費用を抑えるなら、シングルがいいでしょう。シングルの場合、同じ価格でダブルの約2倍使える商品もあり、長持ちしやすい傾向にあるからです。
一方で、ダブルはペーパーが二重になっているだけあって厚手であり、吸水性に優れています。使用感を重視するならば、ダブルを選びましょう。
紙質は、トイレットペーパーを作る原料によって異なります。なかでも、最も肌触りがよく柔らかいといわれているのは、原料がパルプ100%のトイレットペーパーです。
ピュアパルプ、フレッシュパルプと原料に書かれている場合は、古紙を含んでいません。肌触りの良さを求める方や敏感肌の方には、パルプ100%の商品がおすすめです。
再生紙やリサイクルパルプを使っているものは、安価であるかわりに硬めで、肌触りはやや悪くなることがあります。また、再生品は古紙に含まれるインクを取り除いたあとに、漂白する工程を挟むため、化学物質に敏感な方には向きません。
また、再生紙のトイレットペーパーは硬いため、詰まりやすいと考えている方もいますが、JIS規格に適合しているものは、水に浸けてから100秒以内ですべて溶けるため、通常利用で詰まることはないでしょう。
トイレットペーパーには、表面に「クレープ」や「エンボス」と呼ばれる加工を施した商品もあります。
クレープは、ペーパーの表面についているシワを指します。紙をもんだときにシワができて柔らかくなるのと同様で、トイレットペーパーの柔らかさや肌触りを向上させる目的で作られます。
一方エンボスは、表面にある凹凸加工です。加工により紙にボリュームが出てクッション性が高まり、肌当たりが良くなります。また、凹凸があると表面積が大きくなるため、吸水性を高める効果も見込めます。
ボツボツしたものだけでなく、絵や模様を型押しするようにエンボス加工をしているものもあるので、好みに合わせて選びましょう。
基本的に、紙に加工が施されているもののほうが肌触りは良くなる傾向があります。
高級帯のトイレットペーパーには、香りや付加機能がついています。例えば、グリセリンなどの保湿成分を含むのは、肌に触れるとしっとりした潤いを感じられるのが特徴です。
また、消臭機能付きのものは芯などに消臭成分を含ませており、尿や便の匂いを軽減してくれます。トイレのニオイが気になる場合は、芳香剤や消臭剤の代わりに高機能のトイレットペーパーを使うことで、消臭効果を期待することもできます。
また、芳香剤などを置くスペースがない場合でも、トイレットペーパーを保管しておくだけでトイレ周りの悩みを解決できるのがメリットです。
使用するトイレの環境や利用者のニーズに合わせて、付加機能をつけるかどうかも検討してみてください。
1ロールの平均的な長さは、ダブルで25-30m程です。
しかし、最近は1.5倍、2倍といった長さを巻き付けた、長巻タイプのものもあります。普通のトイレットペーパーよりギュッと高密度に巻き付けているため、サイズはほぼ変わらず長く使えるので便利です。
トイレットペーパーの取替頻度を減らしたい方や、保管スペースが限られている場合は、長巻タイプを選んでみましょう。
トイレットペーパーのロール数だけでなく、1ロールあたりの長さにも着目してみてください。ロール数は少なくても、長さ全体でみると割安になっているケースもあります。
長巻タイプのものに限らず、各メーカーで1ロールあたりの長さは異なります。単純に1ロールあたりの値段だけで比較すると、コスパが悪いものを選ぶ可能性も出てくるため、要注意です。
トイレットペーパー交換の手間やゴミを減らしたいならば、芯なしタイプが便利です。トイレットペーパーだけが巻かれているため、使い切ると何も残りません。
しかし、芯なしタイプは注意点もあります。まず、穴が従来品より細くなっているものがあり、普段使っているトイレットペーパーホルダーに入らない可能性があります。「細芯」と書いてある場合は、専用のホルダー(芯棒)を用意しましょう。
また、穴が変形しやすくペーパーを引き出すときになめらかに使えないことがあります。一方で、穴の耐久性が高いものは、真ん中に行くほどペーパーが固くなりやすいと言われています。
芯なしタイプを選ぶときは、使用感や穴の大きさの口コミ、情報を一度調べてみてください。そのうえでニーズに合うものを選ぶといいでしょう。
毎日使うトイレットペーパーだからこそ、コスパのいいものがほしいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで、シングルとダブルにわけて、おすすめのトイレットペーパーを紹介します。