「椅子に座って作業していると、腰が痛くなる…」
「腰痛が悪化しないか心配。腰痛対策になるオフィスチェアってあるのかな?」
オフィスや在宅で机に向かう作業をしている方には、そんな悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。 腰への負担を感じ、早めに対策を取りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
結論から言えば、腰痛にならないためには、腰痛対策の機能を持ったオフィスチェアを備えることが大切です。
しかし、腰痛対策機能あるオフィスチェアならば何でもよいというわけではありません。一口に「腰痛対策できるオフィスチェア」といっても、製品によって備えている機能が異なるからです。
実は、オフィスチェアの腰痛対策機能をまとめると、以下の8つがあります。
【腰痛対策となる8つの機能】
オフィスチェアは決して安い買い物ではありません。8つの機能を揃えた高機能チェアとなると、10万円を超える製品が多くを占めます。
また、腰痛対策機能はあなたの普段の作業姿勢によって選ぶべき優先度が異なるので、予算内に収めることと機能を揃えることのバランスが難しい側面もあります。
そのため、上記の一覧に目を通したものの、
「予算内で買えるオフィスチェアはどれだろう?」
「機能は取捨選択できないの?」
と悩む方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこでこの記事では、腰痛対策できるオフィスチェアを予算ごとに分けて解説します。また、8つの腰痛対策機能にはどれをまず選ぶべきか、優先度を付けてご紹介します。
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【この記事を読んでわかること】
この記事を読んでいただければ、予算に合わせて、ご自身に合った腰痛対策オフィスチェアを選べます。
ぜひ最後まで目を通して、参考にしてくださいね。
腰痛にならないためには、どんな機能を備えたオフィスチェアを選べば良いのでしょうか。
オフィスチェアを検討する際にぜひ選びたい機能は、優先順に次の8つです。
【腰痛対策に選びたい機能(優先度順)】
必須 | 座面のクッションがモールドウレタンである |
---|---|
超重要 | 背骨がS字カーブになる構造である |
重要 | ランバーサポートが付いている |
重要 | 調節機能がある |
重要 | 座面が動きにあわせて前傾する |
好みで選択 | 背もたれがハイバック以上である |
好みで選択 | ロッキング機能がある |
好みで選択 | 肘掛け(アームレスト)が付いている |
上記の機能は「身体が疲れにくい正しい姿勢を保つため」に重要です。
早速、腰痛対策に必要な機能を1つずつ解説していきます。
まず最も重要なのが、座面のクッション素材が「モールドウレタン」であるオフィスチェアを選ぶことです。
なぜなら、メッシュ素材よりも体にかかる圧力を分散しやすく、へたりにくいからです。
一般的には、メッシュ素材は体の重みでたわみ、疲れにくいイメージがあるかもしれません。ですが実は、モールドウレタンのほうが、体圧分散しやすい特徴があります。
下の図のとおり、メッシュタイプに比べて、設置面の1点に体圧が集中しにくいのです。
また、「モールドウレタン」は通常のスラブウレタンと違い、高密度です。下の図のように、原料を蓋付きの金型に入れて作るので、気泡が細かく、空気が抜けにくい構造になっています。
【モールドウレタンとスラブウレタンとの製造工程の違い】
高密度だから、長時間座っての作業にも耐久力があるということですね。
型崩れすると、体圧分散の性能が発揮できなくなります。疲れやすくなり、「少しでも楽にならないか」と姿勢を崩す原因にもなりかねません。
もし予算の都合上1つしか機能を選べないなら、座面の素材がモールドウレタンであるオフィスチェアをおすすめします。