デスクワークの効率を高める方法の一つとして、昨今、スタンディングデスクが注目されています。
スタンディングデスクに興味はあっても、自分にはどの高さが合うのか、どれを選べば良いのかがわからず、悩んでいる方も多いでしょう。
そこで本記事では、スタンディングデスクの適正な高さを計算する方法を紹介します。
おすすめのスタンディングデスクも紹介しているので、あなたの悩み・希望に合うものを見つけてくださいね。
スタンディングデスクとは、立ってデスクワークやパソコン作業をするためのデスクです。
デスクワークは座って行うのが一般的ですが、北欧では立って作業するスタイルが人気です。
また、スタンディングデスクにはさまざまなメリットがあることから、日本でも採用する企業が増えています。
自分に合うスタンディングデスクの高さについて、決まった計算方式はありません。
身長でデスクの高さを計算することも可能ですが、同じ身長の人でも腕の長さや肘の高さは違うため、身長だけでは最適な高さは算出できません。
これらを前提にして、注目しておくべきポイント(特にPC作業が多い方)は、肘の高さとPCモニターや画面の位置です。
肘の位置にスタンディングデスクの高さを合わせる(肘が90度に曲がる高さに合わせる)ことで、自然な姿勢でPC作業がしやすくなりやすいです。
またPCモニターや画面の上部がちょうど目の高さに来るように調整するとより快適に作業がしやすくなります。
またその際には画面から顔を40cm以上離すと正しい姿勢をキープできますよ。
自分にぴったりの高さに調節できるよう、スタンディングデスクは天板の高さを変えられるタイプを選ぶのがおすすめです。
スタンディングデスクの高さの調節方法は、ハンドル式やレバー式、電動式などがあります。
【ハンドル式】
デスクの側面などに付いたハンドルを操作して、手動で天板の高さを調節するタイプです。安価な点はメリットですが、高さの調節に手間や時間がかかります。
【レバー式】
レバーを押すとガス圧が解放されて天板を押し上げます。ハンドル式ほど時間をかけずに天板の昇降を行えるのがメリットですが、高さの微調整が難しい場合があります。
また昇降の勢いで机上面のモノが動いたり落下しないよう注意が必要なことがあります。
【電動式】
コンセントに差し込み、電気の力で天板を昇降させるタイプです。スイッチひとつで高さの微調節ができるため、誰でも簡単に使用できます。商品によっては、登録した好みの高さに自動で調節できるものもあります。
特に電動式のスタンディングデスクは、力がいらず簡単に高さが調整できるのでおすすめです。
「スタンディングデスクはデスクワークに悪影響では?」と疑う方もいるようですが、実際はさまざまなメリットがあります。
立ち作業はメンタル・集中力の向上が期待されています。また立ち作業と座り作業を交互に行うことによって、血流が良くなり、眠気も覚めるというメリットも。
じっくり考えたいときは座り、タスクをこなすときは立って作業するなど、仕事によって取り組む姿勢を変えると効率的です。
オフィス全体の集中力が向上すれば、会社全体の生産性の向上にもつながるでしょう。
立つ・座るという動作を交互に行うことによって、代謝が向上し、肩こり・腰痛防止に効果を発揮します。
長時間座ったままだと、腰や背中への負担が大きくなりますが、スタンディングデスクを取り入れることで姿勢を正しやすくなり、身体への負担を軽減できます。
昇降タイプのスタンディングデスクであれば、天板の高さを自由に調整できるため、座り作業にも対応できます。
昇降タイプには電動式と手動式があり、電動式ならボタンを押すだけで簡単に高さを調節できるため手間がかかりません。
使用する人にあわせて高さを調整できるので、会社や家族でデスクを共有する場合にも役立つでしょう。
![]() Sさん | 肘の高さが重要だと思います。参考までに、私の身長は170cmで、80cm - 85cmくらいがちょうど良い高さでした。最初は高さを75cmに設定していましたが、肘が曲がりすぎて長時間デスク作業するのが辛かったです。その後、85cmに高さを調整すると、肘がちょうど90度くらいに曲がって作業しやすくなりました。 |
![]() Cさん | 自分の場合、腰の上あたりが快適な高さなのですが、体調や疲れの度合いによって変わるので、やはり高さの調整機能を備えているタイプがおすすめです。また、長時間の作業になると、疲れでデスクに寄りかかることもよくあるので、耐久性の良い、安定感のあるものが良いと思います。 |
![]() Kさん | 最初は目線が高めの方が良いかと思い、若干高めの位置で作業していました…が、手の位置まで高くなり、結果的に作業しづらくなったので個人的には少し低めくらいのほうが良いかなと。また当初は自分にぴったりの高さが分からず、何度も微調整したこともありました。その日の体調によっても好みの高さが変わってくることもあるので、微調整可能なスタンディングデスクがおすすめです。 |
![]() Mさん | スタンディングデスクを実際に使ってみて、作業中に背筋がピンとした状態を保つことが重要だと感じました。猫背になると腰に負担がかかり、座っている時よりも痛みが増してしまいます。なので、背筋が自然に伸びる高さかどうかに注目しておくのが良いです。 |