除草剤を正しく使うためには種類とその特徴を知り、適切な時期とタイミングで散布することが重要です。たとえば、葉茎処理型の場合にはすでに生えた草にしか効果はなく、雑草予防の効果はありません。
使い方を間違えるとせっかく用意した除草剤が無駄になってしまい、再度購入する手間も発生するでしょう。
そこで、今回は除草剤を豊富に取り扱うカウネットだからこそわかる、正しい使い方を紹介します。除草剤選びや使い方に迷っている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
除草剤には以下の種類があり、目的に合ったものを選ぶ必要があります。
【除草剤の特徴】
特徴 | 効果が出る期間 | 効果が続く期間 | 目的 | |
---|---|---|---|---|
茎葉処理型 | 葉や茎に吸収され枯らす | 数日-1週間 | 持続性はない | すぐに退治したい |
土壌処理型 | 土に薬剤が移り根から枯らしていく | 1週間以上 | 約6-9ヶ月 | 発生を抑えたい |
まずは、除草剤の種類と特徴を確認しておきましょう。
今ある草を枯らすなら、茎葉処理型の除草剤が適しています。
茎葉処理型は散布すると薬剤が雑草の葉や茎から吸収され、退治してくれる除草剤です。多くの商品は液体となっていて、そのまま使用できるストレートタイプと、自分で薄める希釈タイプがあります。
即効性があるのが茎葉処理型の特長であり、撒いて数日で効き始める商品も多いです。
しかし、持続性はないため雑草の予防には向いていません。すでに発生している雑草を退治したい場合に使用しましょう。
雑草の発生を抑えるなら、土壌処理型の除草剤がおすすめです。
土壌処理型は土に撒く除草剤であり、根から雑草を枯らすタイプとなっています。液体の茎葉処理型に対して、土壌処理型は粒状です。
効き始めるのに1週間以上かかりますが、成分が土に残るため持続性があるのが特長。持続する期間は半年-9ヶ月など、商品により異なります。
土壌処理型はすでに生えている雑草には効きにくいので、予防として使いましょう。
除草剤を使う時期も重要なポイントです。以下で、撒くのにおすすめの時期を種類別に解説します
茎葉処理型を撒く時期は、4月-10月が適しています。葉や茎から薬剤が入る除草剤のため、雑草が発生してから使うようにしてください。
雑草がない時期に使用しても十分な効果を得られないので、生い茂る時期に使用するのがおすすめです。
ただし、雑草が育ちすぎる前に除草しましょう。大きく育ちすぎてしまうと、退治したあとの処理や散布が大変になるためです。
目安としては、雑草の高さがひざ丈以上になる前には撒くようにしてください。
土壌処理型は草が生え始める前の2-3月が使用に適した時期です。
雑草にかけて枯らす茎葉処理型に対し、土壌処理型は土に撒いて使います。草木が生い茂っていると効果が薄くなってしまうことから、2-3月の雑草が少ない時期に使用するのがおすすめです。
また、秋の雑草を退治するなら半年後にも散布するといいでしょう。9-10月にも撒いておくことで生えるのを予防し、長く効果が続くので翌春の雑草も少なくなります。
土壌処理型は発生を抑える目的で撒くので、20cm以下の草丈が低い段階で使用するようにしてください。
除草剤は手順を守って撒くことも大事です。ここからは、撒き方を見ていきましょう。
茎葉処理型のストレートタイプは薄めたり入れ替えたりする必要がなく、そのまま使えるようになっています。
ストレートタイプは以下の手順で使いましょう。
茎葉処理型(ストレートタイプ)の撒き方
液体なので、撒いたあとに雨が降ると効果が薄れてしまいます。そのため、散布後に雨の降らない日を選び、風が弱いときに散布するのがポイントです。
茎葉処理型は葉や茎から吸収され枯らすタイプなので、雑草の全体に薬剤がかかるようにしましょう。
散布後は1週間ほど様子を見て、残っている雑草があればもう一度撒くようにしてください。
茎葉処理型には希釈タイプもあります。自分で薄める必要があるものの、経済的で広い場所に撒くのにも適した除草剤です。
散布ではジョウロも使えますが、噴霧器の使用をおすすめします。
以下の手順で使用しましょう。
茎葉処理型(希釈タイプ)の撒き方
薄める際の薬量と水量は、枯らす植物によって変わります。使用前は製品ラベルなどをよく読み、薄め方や希釈倍率を確認するようにしてください。
希釈タイプも散布後に1週間ほど様子を見て、枯れ残りがあればもう一度散布しましょう。
粒状の土壌処理型は薬剤を染み込みやすくなるために、雨上がりの湿った土に使うのがおすすめです。
土壌処理型の除草剤は、以下の手順で散布してください。
土壌処理型の撒き方
土壌処理型は育っている雑草には効きにくいため、草丈が20cm以上になっている場合は刈ってから使用しましょう。
粒状の薬剤の場合、最初からしっかり撒きすぎると途中で足りなくなる恐れがあります。除草したい範囲全体に届くように、まんべんなく撒くのがコツです。
▼土壌処理型の上手な撒き方
手で撒くとむらになってしまう場合は、散粒器を使ってもいいでしょう。
もし除草剤を使っても雑草が生えてきた場合は、刈ってからもう一度撒くようにしてください。
使いやすく、しっかりと雑草を退治できる除草剤を探している人も多いでしょう。そこで、カウネットで取り扱っているおすすめの除草剤を紹介します。
まずは、ストレートタイプの茎葉処理型のおすすめを紹介します。
続いて、希釈タイプの茎葉処理型のおすすめを紹介します。
土壌処理型のおすすめは、以下のとおりです。
除草剤を正しく使わないと効果が発揮されないだけでなく、トラブルが生じる恐れもあるため気をつけましょう。最後に、除草剤を使う際の注意点を解説します。
逆効果になるため、除草剤は撒きすぎないよう注意してください。
除草剤は効果を発揮するまでに時間がかかります。散布後にある程度待つ必要があり、枯れないからと毎日のように除草剤を撒いても意味がありません。
液体タイプの除草剤は散布してから数日-1週間で枯れ始めるので、少なくとも1週間は様子を見るようにしましょう。待つことなく、再散布するのは避けるようにしてください。
希釈タイプの除草剤は、正しい濃度で希釈することが重要です。
散布する前に薄める希釈タイプは、原液で雑草にかけても早く枯れるわけではありません。逆に薄めすぎてしまっても十分な効果が発揮されなくなるので、濃度は守るようにしましょう。
濃度を守って使用しないと、せっかく購入した除草剤が無駄になってしまう恐れもあります。薄め方については製品ラベルや取扱説明書などに記載されているため、正しく希釈するようにしてください。
除草剤を撒く際の服装にも注意が必要です。安全に使うために、肌の露出の多い服装で作業するのは避けるようにしてください。
除草剤を撒くときは、以下を着用するといいでしょう。
散布時の服装で必要なアイテム
散布するときに除草剤が直接肌にかかったり、吸い込んだりすることがないようにするのがポイントです。もし除草剤が皮膚についてしまった場合は、直ちに石鹸と水で洗い流すようにしてください。
また、除草作業後はすぐに入浴をするか、手や足、顔などを石鹸と水で洗うことが大切です。うがいもしっかりと行いましょう。
隣家に田畑や家庭菜園がある場合は、散布の際に気をつけましょう。除草剤が作物にかかることで枯れてしまい、トラブルのもととなる可能性があります。
特に土壌処理型は土に薬剤の成分が入り植物を枯らすタイプなので、隣家の近くで使用するときは十分注意してください。
また、除草剤の注意事項を守らないことで周辺の作物に影響する恐れもあります。使用前は製品ラベルの使用方法や注意事項をよく確認することが重要です。
撒く際は飛散しやすい強風時を避けるなどして、周辺に影響しないようにしましょう。
本記事では、除草剤の特徴や正しい使い方を紹介しました。
ポイントは以下の3つです。
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