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コーヒーの購入を検討しているけれど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない方も多いのではないでしょうか。また、せっかく買ったコーヒーが口に合わず、もっと好みにあうものを探したいと思っている方もいるでしょう。
本記事では、コーヒーを選ぶときに確認すべき項目をまとめました。また、ドリップコーヒー、インスタントコーヒー、レギュラーコーヒーの種類別に、自分好みのコーヒーを探したい方は、ぜひ参考にしてください。
コーヒーは保管方法や期間により、味が大きく変化します。
購入前に、コーヒーを選ぶ前に知っておきたいポイントを2つ抑えておきましょう。
コーヒー豆や粉は乾燥しているため、あまり新鮮なイメージがないかもしれませんが、実は、コーヒーは生鮮食品です。したがって、賞味期限があまり長くありません。
コーヒー豆は、焙煎から3-20日くらいが最も美味しいと言われており、以降は徐々に劣化します。
よって、豆の味にこだわって美味しく飲みたい方は、購入後1-2週間程で飲み切るようにするといいでしょう。未開封の状態であれば、もう少し長持ちする種類もありますが、一度開けてしまった場合は長期間保存せず、早めに飲み切るよう心掛けてください。
また、粉に挽いたものよりも、豆のままのコーヒーのほうが日持ちしやすいと言われています。コーヒーミルがある場合は、飲む際に豆を挽くと、本来の味わいを保ちやすくなるでしょう。
なお、賞味期限はコーヒーの種類や状態、保存方法などによって異なる場合もあります。
コーヒーを保存する際は、主に以下の点に注意しましょう。豆か粉かにかかわらず、基本的に注意すべき点は同じです。
コーヒーは、湿度が低く直射日光が当たらない冷暗所に保管しましょう。湿度や日光により劣化が進むと、風味や香りが落ちてしまいます。
また、酸素にも弱く、酸化が進むと徐々に酸味が出てくることがあります。開封後は蓋をして、できるだけ空気に触れないように保管してください。コーヒーを保存する専用容器や保存バックも発売されています。
前述したように、コーヒーの賞味期限は長くありません。数日中に飲み切れないのであれば、冷蔵庫での保存がおすすめです。飲み切るまでに1ヶ月程かかりそうな場合には、冷凍保存をしましょう。ただし、冷凍したコーヒーは常温保存していたものより解凍後の劣化が早くなるため、注意が必要です。
コーヒーを飲む頻度が高くない場合は、個包装のドリップバッグを選ぶといいでしょう。
なお、コーヒー豆は他の匂いを吸収しやすいため、香りの強いもののそばに置いて保管しないのもポイントです。
コーヒーと一口に言ってもさまざまな種類があるため、何を買うべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。本章ではコーヒーを選ぶときに知っておきたいポイントを7つにまとめました。
それぞれどういった特徴があるか、順に解説します。
コーヒーには複数の淹れ方がありますが、手軽さをとるか、本格的な味わいをとるかで選択肢は変わります。コーヒーの種類による特徴を以下にまとめました。
種類によって特徴があるため、飲む頻度や手間どれくらい惜しまないか、味にどの程度こだわりたいかで選ぶといいでしょう。
種 類 | 特 徴 |
---|---|
レギュラー コーヒー | ・香り高い本格的な味わい ・抽出には器具が必要 |
ドリップ バッグ | ・レギュラーコーヒーには劣るが香りと味は十分 ・個包装されており長期保存しやすい ・お湯を注ぐだけで手軽に淹れられる |
インスタント コーヒー | ・味は他の2種類に比べやや劣る ・お湯を注いで混ぜるだけで手軽に淹れられる |
レギュラーコーヒーは、いわゆる豆や粉のままの状態のコーヒーを指します。淹れるにはコーヒーマシンやドリッパーといった器具が必要で、やや手間はかかるものの、本格的な味わいを楽しめるところが特徴です。
ドリップバッグは、一杯分の粉がフィルターに詰められていて、上からお湯を注ぐだけでコーヒーが抽出できます。器具がいらない手軽さと、個包装で保存しやすい点が魅力です。
レギュラーコーヒーには劣るものの、ドリップバッグはコーヒーの粉を詰めているため、香りや風味を十分に楽しめます。しかし、1杯あたりの価格がやや割高な点はデメリットです。
インスタントコーヒーは、レギュラーコーヒーを一度抽出し、その抽出液を乾燥させて粉末状にしたコーヒーです。お湯を注いで混ぜるだけで完成するため、簡単に淹れることが可能です。
ただし、一度抽出したコーヒーを粉末にしているため、ほかの2つに比べると味や香りはやや劣り、味にこだわりたい人には不向きかもしれません。
インスタントコーヒーに少しでもこだわりたい方は、粒子の大きいフリーズドライタイプがおすすめです。コーヒーを抽出したあとに熱を通さないため、風味や香りを楽しめます。
一方で、粒子の細かいスプレードライタイプは、コストパフォーマンスに優れ、オフィスでの日常使いにもおすすめです。
コーヒーには、一つの産地の豆だけを入れているストレートと、複数の種類を混ぜ合わせて作っているブレンドがあります。
種 類 | 特 徴 |
---|---|
ストレート | ・単一の産地の豆で作られている ・産地ならではの個性を楽しめる |
ブレンド | ・複数の産地の豆を配合してバランスをとって作られる ・単一の豆では出せない複雑な風味に仕上がる |
ストレートとブレンドに関しては、淹れ方と異なり、どちらのほうが美味しいということはありません。日本酒やワインなどで、あえて複数の原料をブレンドすることによって深みを出したり、単一の品種の旨味を引き出したりするのと同様です。
焙煎とは、コーヒー豆を炒る作業です。そもそもコーヒー豆の色は薄い緑色で、そのままでは飲めません。コーヒー豆を焙煎することで、普段見ているような茶色がかった色になり、コーヒーらしい風味が加わります。
焙煎は、コーヒー全体の味を決める大きな要素の一つで、炒りの深さによって、以下の8段階に分かれます。
上から順に、下に行くほど焙煎時間が長く、豆の色が濃くなっていきます。
豆本来の持つ風味ごとに適切な焙煎度合いは異なりますが、浅い(焙煎時間が短い)ほどさわやかな酸味を感じ、深い(焙煎時間が長い)ほどコクや苦味が引き立つと言われています。中煎りの場合は、甘味と苦味をバランスよく感じるのが特徴です。
よって、ご自身の好みがわかるまでは、バランスの取れた「ハイロースト」や「シティロースト」を試してみるのがおすすめです。商品によっては中煎りと表記されているケースもあります。
コーヒーは、産地によって味わいが異なります。好みの産地を見つけるのも、コーヒーの楽しみ方の一つです。
同じ国でも場所により風味は異なりますが、本章では代表的な産地と品種、特徴をまとめました。
産 地 | 品 種 | 特 徴 |
---|---|---|
ブラジル | サントス | ・酸味は控えめで味のバランスが良い ・苦味と甘味を両方楽しめる ・コクもあり、ブレンドにも適する |
ジャマイカ | ブルーマウンテン | ・軽い口当たりでスッキリした苦味 ・後半には余韻が長く残る ・苦味・酸味・甘みのバランスが良い |
タンザニア | キリマンジャロ | ・強めの酸味と甘い香りがある ・あっさり軽い呑み口 |
エチオピア | モカ | ・フルーツのような甘酸っぱい香り ・ベリーやシトラス・ワインのような雰囲気 |
インドネシア | マンデリン | ・酸味が控えめでどっしりとした苦味 ・重厚さを感じるコクが有る ・ハーブのような香り |
ハワイ | コナ | ・はっきりした強い酸味で余韻は控えめ ・トロピカルフルーツのようなみずみずしく円熟した甘み ・コクが深く、飲みごたえがある |
ケニア | ニエリ | ・フルーツのような爽やかな酸味 ・焙煎度合いによって雰囲気が大きく変わる ・浅煎りでは柑橘系の雰囲気、深煎りでは力強いコクと甘みが引き立つ |
コロンビア | スプレモ | ・癖が少なく、マイルドな口当たり ・甘みをしっかりと感じ、奥行きのあるバランスの良い味わい |
グァテマラ | アンティグア | ・チョコレートやナッツを感じさせる香ばしさと果実感のある香り ・余韻が眺めで複雑な味わい |
コーヒー豆の炒り具合によっても味わいは異なりますが、苦味や酸味が苦手な方は、ブラジルのブルーマウンテンなどから試してみるのがおすすめです。
コーヒーの味わいは以下の5つの要素で表現されることが多いです。
コーヒーの苦味や甘みなどの味わいは、豆本来の味に加えて焙煎によって変わるため、同じ種類の豆でも焙煎の度合いを変えると印象が異なります。
コクとは余韻の残り方の強さです。ミルクを入れて飲みたい場合は、コクが強いコーヒーが適しています。ブラックで飲むことを想定していて、スッキリと楽しみたい場合は、コクが控えめのものがおすすめです。
酸味と聞くと、劣化したときのような鋭い酸っぱさを想像する方もいますが、コーヒー本来の持つ良質な酸味は、柑橘やベリーなどのフルーツのようなスッキリさ、瑞々しさを持ったものです。
酸味と一口に言ってもその風味はコーヒーによって大きく変わるため、飲み比べてみるといいでしょう。