デジタル化が進み、自分で文章を書く機会は減りつつありますが、手紙を送付する場面は多々あります。封筒を準備するときに「正しい書き方ってどうだったかな」「書き方が不安だな」と思ってふと手が止まる人も多いでしょう。
受け取る手紙の第一印象を決めるのは、封筒の外観です。
いくら素晴らしい内容の手紙であっても、最初に目にする封筒がいいかげんだと、好印象をもたれません。ビジネスにおいては、会社間の信頼にも関わってくるでしょう。
そこで本記事では、プライベートの手紙やビジネス文書の送付を想定し、封筒の書き方やコツを紹介します。封筒のおしゃれな書き方のアイデアもあわせて紹介するため、これから手紙を送る人は参考にしてください。
封筒の書き方は、縦書きと表書きでおおよそ同じですが、書き始めの位置が異なります。また横書きの場合、意外と切手の貼る向きを間違える人が多いため注意してください。
ここでは、封筒の表・裏面の書き方を、縦書きと横書き別に紹介します。
図ですぐ書ける!封筒縦の正しい書き方と悩みやすい6つのシーン解説
縦書きに使用する縦長封筒(和封筒)は、表・裏面いずれも郵便番号以外の数字を漢字で書くのが望ましいとされています。
表面に必要な記載事項と書き方は、次のとおりです。
表面の書き方
裏面に必要な記載事項と書き方は、次のとおりです。裏面は郵便番号枠がある場合と、ない場合で書き方が異なります。
郵便番号枠がない場合は、以下のとおりです。
裏面の書き方(郵便番号枠なし)
郵便番号枠がある場合は、以下のとおりです。郵便番号枠は封筒の中心より左側に印字されていることが多いため、住所と名前も左側に書きます。
裏面の書き方(郵便番号枠あり)
横書きで書く場合は端に偏らないよう、上下左右1cm(2文字分)の余白を意識して書きましょう。横書きに使用する横長封筒(洋封筒)は、表・裏面いずれも数字を算用数字で書くのが一般的です。
表面に必要な記載事項と書き方は、次のとおりです。
表面の書き方
裏面に必要な記載事項と書き方は、次のとおりです。縦書きと同様、郵便番号枠がある場合と、ない場合で書き方が異なります。
裏面の書き方(郵便番号枠なし)
裏面の書き方(郵便番号枠あり)
またビジネスシーンでは、縦長封筒(和封筒)を横書きで用いることもあるため、正しく書けるようにしましょう。縦長封筒を用いる場合は、以下の点に注意が必要です。
縦長封筒を横書きで使用する場合