国内外問わず、多くのメーカーから販売されているコーヒー豆。それぞれ味や香りが異なるので、どれを選べばいいか迷いますよね。コーヒータイムを楽しく過ごすためにも、自分にピッタリのものを選びたいところです。
そこで本記事では市販されている中でおすすめのコーヒー豆10選と、ギフトでも贈りたいコーヒー5選を紹介します。
原産地や焙煎度合いなど、自分に合うコーヒー豆の選び方も紹介しているので、あなたの希望に合ったものを見つけてくださいね。
コーヒー豆を自分で淹れるメリットは、コーヒーの鮮度を保てることです。コーヒーは焙煎した瞬間から鮮度が落ちていきますが、飲むときに必要な分だけ挽けば、常に美味しいコーヒーを楽しめます。
また自分の好みの味で淹れられるのも魅力の一つ。同じコーヒー豆でも、お湯の温度や挽き目によって味わいが異なるので、抽出の時間などを変えて、好みの味を探せます。
手軽さの面ではインスタントコーヒーがおすすめですが、コーヒー豆から淹れたコーヒーの美味しさは別格です。
一見面倒に見えるコーヒー豆でも、挽く瞬間の香りも楽しめるようになるため、豆を挽く時間も楽しくなります。
自分の好みに合うコーヒー豆を知りたいとはいっても、様々な種類やタイプがあるため迷いますよね。
そこで、コーヒー豆を選ぶときに最低限抑えておきたい「原産地」「焙煎度合い」「味わい」について解説します。
コーヒーの種類でもう迷わない!特徴や三大品種の解説とおすすめコーヒーを紹介
フルーティーな酸味があるもの、果物のような甘い香りがするものなど、コーヒー豆は原産地によって味わいも個性もさまざまです。
代表的なコーヒー豆の原産地を知っておくと、自分好みのコーヒーを探しやすくなります。
原産地 | 銘柄 | 特徴 |
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タンザニア | キリマンジャロ | 強い酸味とコク、甘い香りが特徴。 |
ジャマイカ | ブルーマウンテン | ほどよい酸味と苦み、軽やかなコクもあり、バランスの取れた王道的な味わいを楽しめる。 |
アメリカ (ハワイ島) | コナ | やわらかな酸味、滑らかな口当たり、フルーティーな甘い香りが特徴。 |
イエメン エチオピア | モカ | フルーツのような酸味と甘み、コクがある。 |
ブラジル | ブラジル | 酸味と苦味のバランスがよく、万人受けしやすい。ブレンドのベースに使われることも多い。 |
グアテマラ | グアテマラ | 果物を思わせる酸味と甘い香り、豊かなコクがある。 |
コロンビア | コロンビア | 苦味と酸味のバランスがよく、クセが少なくきりっとした味わい。 |
インドネシア | マンデリン | 苦味と深いコクがある上品な味わい。 |
現在の世界三大コーヒーは、タンザニア産キリマンジャロ、ジャマイカ産ブルーマウンテン、ハワイ産コナの3つです。
豆選びに迷ったときは、この3つから選んでみるのもおすすめです。
コーヒー豆は焙煎度合いによってコク・苦味・酸味・香りが異なります。
焙煎の度合いは「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の大きく3段階に分かれます。ここからさらに細分化した8段階の焙煎度合いが基本です。
浅煎り焙煎 | 1.ライトロースト | コーヒーらしい香りやコクが不十分で、一般的に飲まれることはほとんどない。 |
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2.シナモンロースト | 豆の酸味が最も強い煎り方。青臭さが残っているため飲用には適さない。 | |
中煎り焙煎 | 3.ミディアムロースト | まろやかさのある酸味と、わずかな苦味がある。アメリカンコーヒーに用いられることが多い。 |
4.ハイロースト | コーヒーらしい苦味や甘みが現れ、バランスに優れた味わい。 | |
深煎り焙煎 | 5.シティロースト | 酸味と苦味のバランスが保たれている一般的な焙煎度合い。 |
6.フルシティロースト | 酸味が少なくなり、苦味が際立ってくる焙煎度合い。コーヒーの芳醇な味と漂う香りを同時に楽しめる。 | |
7.フレンチロースト | 酸味はほとんどなく、苦味が際立ち、香りの質も変化していく。カフェオレなどミルクやクリームと掛け合わせるコーヒーに向く。 | |
8.イタリアンロースト | 重厚な苦味と深いコクが特徴。エスプレッソやカプチーノなどイタリアを代表するコーヒーの飲み方に適している。 |
酸味が強いコーヒーが好きな方には浅煎り、苦みが強いコーヒーが好きな方には深煎りをおすすめします。
コーヒー豆の味わいは、「苦味」「酸味」「甘味」「コク」から構成されています。
苦味 | 豆は深煎りするほど苦味が強くなる傾向にある。 |
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酸味 | 浅煎りの豆ほどフレッシュな酸味が強くなる。 |
甘味 | 新鮮な豆を適切に焙煎して淹れることで、わずかな甘味が感じられるようになる。 |
コク | 飲み終えた後に残る濃厚なコーヒーの味わい。 |
苦味や酸味などの異なるコーヒー豆を試してみて、自分好みの味わいを見つけてみましょう。